ゼンハイザー CX Plus True Wirelessレビュー|ミドルクラスの完全ワイヤレスイヤホン大本命。

近年さまざまなメーカーから、1〜2万円で高コスパなワイヤレスイヤホンが数多く登場しています。

ただ、そうした安価モデルは手が出しやすい反面、必ず音質や使い勝手で何かしら妥協せざるを得ない部分があるもの。で、理想をすべて盛り込むと、結局3〜4万円とかになっちゃうんですよね。

そんな中、2万円を切るミドルクラスで、現行のハイエンドモデルと同等の音質、機能をカバーしてしまっているのがゼンハイザーの「CX Plus True Wireless」。

もともと音質に定評のあるCX True Wirelessに、ノイキャン・外音取り込み・aptX adaptiveが追加されたアップグレードモデル。

発売から半年以上たった今でも、いろんなところで「予算2万円で選ぶならコレ」と推されているので気になって買ってみました。

というわけで今回は、そんなゼンハイザー CX Plus True Wirelessを1週間メインで使った感想、メリットデメリットなど詳しくレビューしていきます。

目次

ゼンハイザー CX Plus True Wirelessの概要

CX Plus True Wireless」は、老舗オーディオ機器メーカー「SENNHEISER(ゼンハイザー)」から2021年9月に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。

製品名CX Plus True Wireless
Bluetooth5.2
コーデックSBC / AAC / aptX / aptX adaptive
再生時間
※ANC ON時
・イヤホン本体:8時間
・ケース込:24時間
充電端子USB-C
防水IPX4
重量(イヤホン / ケース合計)約12g / 約47g
アプリ対応
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
ワイヤレス充電非対応

ワイヤレスイヤホン界の名作と名高い「CX True Wireless」に、ノイキャン・外音取り込み・aptX adaptiveが追加された”完全版”がこの「CX Plus True Wireless」。

同社のフラッグシップ機にあたる「MOMENTUM True Wireless 2」と比べてもほぼ同等のスペックながら、約1万円安く買えるとあってリリース当初から人気の衰えないモデルです。

MOMENTUM True Wireless 2にはアプリ設定で高性能チューニングができる利点はありますが、コスパ重視なら使い勝手にほとんど差がない「CX Plus True Wireless」が選ばれるのもうなずけますね。

ラインナップは、ブラックとホワイトの2種類でどちらもシンプルなカラーリングです。今回はブラックを使ってレビューしていきます。

では、さっそく開封して外観や付属品、基本性能からチェックしていきます!

外観と基本性能チェック

内容物は、イヤホン本体、USB-C to Aケーブル、イヤーピース4ペア、取扱説明書の4点です。

シリコン製のイヤーピースが、XS/S/M/L(Mは本体装着済み)の4サイズ付属します。最近多い楕円形ではなくノーマルの真円形状。

充電用のUSBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。

こちらがイヤホンケース本体。ピアノブラック調の表面加工に、光沢感のあるサラサラとした質感です。

ケースサイズは約59 x 34 x 42mmとコンパクトで、手のひらにもすっぽり収まります。直方体形状も相まって手の収まりも良い感じ。

AirPods Proと比べるとこんな感じで、CX True Wirelessの方が厚みはありますが、縦横サイズはひと回りくらい小さいですね。

充電ポートは、汎用性の高いUSB Type-Cに対応しています。

再生時間はイヤホン単体で最大8時間、ケース込みで最大24時間と、ANC付きモデルとしてはまずまずのスタミナ設計です。

ケース込みで24時間あれば、丸一日使うとかでない限りは1週間ぐらい持ちそうですね。

ただ、同社フラッグシップ機同様にワイヤレス充電が非対応なのは本機の唯一残念なところ。

バッテリーケース内のマグネットの磁力も強く、イヤホンを近づけると吸い付くように収まります。カチっとはまり込む感じが気持ち良い。

イヤホン本体は、ゼンハイザーおなじみの角ばったフォルムに大きなブランドロゴ。ケース同様にピアノブラック調のデザインになっています。

また、イヤホン本体は生活防水(IPX4)に対応しているので、雨や汗にも強いです。ちなみにケースは非防水。

重量は、イヤホン左右合わせて約12g、ケース込みで約47g。ワイヤレスイヤホンの平均的な重さなので、携帯生は申し分なしですね。

ゼンハイザー CX Plus True Wirelessのレビュー

長時間でも疲れない心地良い装着感

まず着けてみた感想ですが、イヤホン本体が耳奥にしっかりフィットする形状なので装着感はとても快適です。

グリップも良好で、強く首を振ってもズレる気配はなく安定した装着感です。また、イヤーピースの先端が先細の真円形状になってるので、隙間なく密閉できて音漏れも防げます。

ノズルのストロークが短いためかカナル型特有の圧迫感もさほど感じず、筐体自体小ぶりなので耳の小さい方にもおすすめしやすいイヤホンだなと思いました。

マイルドなノイキャンと自然な外音取り込み

パッシブのノイズキャンセリング性能(イヤホン自体の遮音性)が高いCX Plus True Wirelessですが、多くのレビューにあるとおりアクティブノイズキャンセリングの強度は控えめの印象。

ただこれは「音質を損なうレベルのノイキャンはかえってマイナス」というゼンハイザーのコンセプトによるもので、あえてキツすぎない仕様になっているようです。

ノイキャンをオンにすると空調音や風切り音程度ならシュッと消えますが、人の話し声や車の走行音など高めの音は遮音しきれない印象。

ただ、ある程度遮音してくれたら大丈夫という人や、強すぎるノイキャンがかえって苦手という人であればCX Plus True Wirelessで十分満足できる、というか丁度良い強度に感じるかも。

逆に、外音取り込みは優秀で、オンにすると鮮明に周囲の音が聞き取れます。

ありがちな「機械的に無理やり増幅した違和感のある音」といった感じでもなく、自然に集音してくれます。ずっと着けたままでも、普段どおり生活できそうなくらい実用的。

また、イヤホンの1タップ操作でオンオフ切り替えできるので、突発的にオンにしたいときにワンタッチで集音できるのがとても便利です。

2万円クラスでは”最強”の音質

さすがのゼンハイザーサウンド。CX Plus True Wirelessの音質は、2万円クラスの完全ワイヤレスイヤホンの中では頭ひとつ抜けて高解像です。

全体的にはバランスのとれた音といった感じですが、どちらかというと低音がやや強めの印象。ベースやバスドラムの輪郭がくっきりしていて、底からズンズン響く感じもたまらないですね。

奥行きや臨場感もしっかり感じられて、ポップスやロックなどのライブ音源なんかとは相性がいいなと感じました。ドンシャリ好きの人が特に気に入る音だと思います。

ちなみに、同価格帯で同じく音質の良い「Jabra Elite 7 Pro」をメインで愛用している筆者ですが、解像度に関してはElite 7 Proとも甲乙つけがたい完成度ですね。「どの部分でどんな音が鳴っているか」的な音の分離感という点ではCX Plus True Wirelessの方がより鮮明な印象。

同価格帯の中で抜けているのはもちろん、音質だけで言えばハイエンド同等の実力といって差し支えないんじゃないでしょうか。

タッチ操作の感度は良好

CX Plus True Wirelessは、イヤホン本体のタッチパネルから操作が可能です。

タッチセンサーの全操作方法は以下のとおりです。

動作操作方法
再生/停止右側を1回タップ
曲送り右側を2回タップ
曲戻し左側を2回タップ
音量アップ右側を長押し
音量ダウン左側を長押し
電話を受ける着信中に左 or 右側を1回タップ
着信拒否着信中に左 or 右側を2回タップ
通話終了通話中に左 or 右側を1回タップ
ノイズキャンセリング左側を3回タップ
外音取り込み切り替え左側を1回タップ
音声アシスタント右側を3回タップ

再生/停止、音量調整、選曲など、すべての操作がタッチ操作で行えます。

タッチ操作の感度は良好で、誤動作もなくスムーズに操作ができています。物理ボタン式のように、操作の度にイヤホンをギュッと押し込む必要がないのも快適です。

あと、よく使う再生/停止が1回タップ、音量調整が長押しに割り当てられている点も使いやすいですね。

また、電車やカフェなどで使うときに便利なのが、片耳を外すとシームレスでモノラルに切り替わる点。音楽が止まることなく、片耳モードで再生されるのは個人的に嬉しいポイントでした。

専用アプリのカスタムが優秀

CX Plus True Wirelessは、専用アプリに対応しており、操作方法やイコライザーなど自分好みにカスタマイズできます。この設定項目がとにかく豊富。

主にアプリでできること

  • ANCや外音取り込み
  • スマートポーズ設定
  • イコライザー設定
  • 操作方法のカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート

設定メニューでは、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能のオンオフ、スマートポーズ設定やコーデックの確認ができます。

タップ操作の割り当てが固定されているものも多い中、すべての操作を自分好みにカスタマイズできるのがまた嬉しいところ。

イコライザー機能は、低音・中音・高音それぞれ個別に微調整できる3バンド仕様で直感的にカスタマイズ可能。また、ロックやポップなど6種類のプリセットから選ぶこともできます。

また、イコライザー設定下部の「バスブースト」にチェックを入れると、低音の量感を増すことができます。

その他、好みのジャンルの楽曲に合わせて最適なチューニングが作れるモードがあったりと、アプリ内の機能もカスタマイズ性が高いです。イヤホンを着けながらこのアプリをいじってるだけでも結構楽しめますね。

アプリ「Sennheiser Smart Control」は以下よりダウンロードできます。

Sennheiser Smart Control

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ゼンハイザー CX Plus True Wirelessレビュー|まとめ

今回は、ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」を使った感想でした。改めてレビューをまとめるとこんな感じ。

良いところ
残念なところ
  • どこまでもクリアなサウンド
  • 安定した装着感
  • アプリのカスタマイズが豊富
  • 極端に強すぎないANC
  • 自然な外音取り込み機能
  • 控えめなANC
  • ワイヤレス充電非対応

もともと音質に定評のあるCX True Wirelessに、ノイキャン・外音取り込み・aptX adaptiveが追加され、ミドルクラスの決定版ともいえる完成度のCX Plus True Wireless。

ワイヤレス充電非対応なのは唯一弱点ですが、音質・使い勝手どちらをとっても同価格帯イヤホンの中では頭ひとつ抜けていますね。2万円クラスで高音質なANC対応イヤホンをお探しの方はぜひチェックしてみてください。

今回は以上です。どうも、わたや(@taoblog10)でした。

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この記事を書いた人

ガジェットをこよなく愛する奈良県在住ライター。暮らしとワークスペースの最適化をテーマに、モノ・サービスを紹介する当ブログ「LOPYLOG」を運営しています。カメラを持って建築めぐり&食べ歩きが休日の楽しみ。マイブームはデスクのアップデート。

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