Jabraの集大成。ANC搭載完全ワイヤレスイヤホン「Elite 7 Pro」使用レビュー

イヤホンやヘッドホンなどのオーディオ機器の人気グローバルブランドJabraから、10月14日に発売された完全ワイヤレスイヤホンEliteシリーズ最新作『Elite 7 Pro』。

昨年イヤホン市場を席巻したElite 85tの後継機ということで、リリース前からかなり注目度が高かったモデルですが…現状Jabraの専売特許でもあるマルチポイント(Bluetooth同時接続)が非対応なんですよね。

ファームウェアアップデートで後日対応予定とのことですが、発売から2週間が経過いた現在も公式からのアナウンスが無い点は気がかり。

とはいえ、高解像な音質、負担の一切ない装着感、アプリの操作性など、総合的な完成度はさすがJabra製品だなと感じました。また、シンプルな筐体デザインや、携帯しやすいコンパクトなサイズ感も魅力。

というわけで今回は、そんなJabra Elite 7 Proを2週間じっくり使ってみた感想、メリットデメリットなど詳しくレビューしていきます!

Elite 7 Proのココが良い
Elite 7 Proのココが残念
  • 聴き疲れしないクリアなサウンド
  • 装着時のグリップと着け心地が良い
  • アプリのカスタマイズが豊富
  • 極端に強すぎないANC
  • 防水・ワイヤレス充電対応
  • 現時点でマルチポイント非対応
  • 控えめなANC
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目次

Jabra Elite 7 Proの概要と開封レビュー

アクティブノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 7 Pro」。スペック詳細は以下のとおりです。前作のElite 85tと比べると、現時点でマルチポイント に対応していない点を除けば全体的に向上しています。

スクロールできます
製品名Elite 7 Pro
Elite 85t
接続方式Bluetooth 5.2Bluetooth 5.1
対応コーデックSBC / AACSBC / AAC
防水規格IP57IPX4
再生時間
※ANC ON時
本体:8時間
ケース込:30時間
本体:7時間
ケース込:24時間
充電端子USB-C / ワイヤレス充電USB-C / ワイヤレス充電
重量イヤホン約11g / ケース込み約55gイヤホン約14g / ケース込み約58g
ANC対応対応
外音取り込み対応対応
マルチポイント 非対応(アップデートで対応予定)対応
片耳モード対応対応
マイク性能4マイク+骨伝導センサー6マイク
価格24,800円26,800

カラーバリエーションは、今回購入した『Gold Beige』に加えて、『Titanium Black』、Amazon限定カラーの『Black』の3色展開です。

Jabraお馴染みのコンパクトなパッケージに入って到着。さっそく開封していきます!

内容物は、イヤホン本体、イヤーチップ3ペア、USB-C to Aケーブル、取扱説明書の4点。

イヤージェルと呼ばれるシリコン製のイヤーチップが、S/M/L(Mは本体装着済み)の3サイズ付属します。

充電用ケーブルは、短めのType Cケーブルが付属。本体カラーと同じカラーのケーブルが付属するのは嬉しいですね。

バッテリーケースには、シンプルなJabraのロゴ刻印がワンポイント。

ケースサイズは約70 x 40 x 25mmとコンパクトで、この通り手のひらにすっぽり収まります。平たい形状も相まって手の収まりも良い感じ。

AirPods Proと比べると、少しだけ厚みがありますね。

とはいえ薄い形状には違いなく、胸ポケットなんかにも入れやすい。

充電端子は、汎用性の高いUSB Type-Cに対応。

ワイヤレス充電にも対応しているので、置くだけ充電ができるのも嬉しいポイント。

バッテリー性能は、ノイズキャンセリングON時でもイヤホン単体で最大8時間、ケース込みで最大30時間とまずまずのスタミナ設計。

ケースのマグネットの磁力も強く、イヤホンを近づけると吸い付くように収まってくれます。カチっとはまり込む感じが気持ち良い。

こちらがイヤホン本体。サイズが比較的小ぶりで、ノズル部分が長めの形状なので装着時のフィット感も良さそうですね。

また、イヤホン本体は防水・防塵仕様(IP57)に対応。ほとんど完全防水なので、運動時や雨天時の使用も安心

最後に重量ですが、イヤホン単体の重さは左右合わせて約11g、ケース込みで約55g。平均的な重さですが、ポータブル性は申し分なしですね。

Jabra Elite 7 Proの使用レビュー

長時間でも疲れない心地良い装着感

まず着けてみた感想ですが、イヤホン本体が耳奥にしっかりフィットする形状なので装着感はとても良好です。

また、シリコン製のイヤーチップは先端が先細の真円形状になっており、強く首を振ってもズレる気配はなくグリップも申し分ありません。隙間なく密閉できるので、音漏れも防いでくれます。

ノズル部分が細い形状のためか、カナル型特有の圧迫感もさほど感じず、本体自体も小ぶりなので耳の小さい方にもおすすめしやすいイヤホンだなと思いました。

”マイルドなノイキャン”は個人的に好み

フィット感が良能のためパッシブの遮音性が高いElite 7 Proですが、多くのレビューにあるとおりアクティブノイズキャンセリング性能は控えめの印象。

先代機のElite 85tを初めて試した際にノイキャン性能に衝撃を受けましたが、正直そこまでのインパクトは感じませんでした。

専用アプリから、強度の調整、遮音効果を手動で最適化させる機能なども設定が可能ですが、最大にした状態でもElite 85tやAirPods Proに比べて遮音性は見劣りします。

長時間聴く場合あまりキツすぎると疲れるし、移動中など完全に環境音が遮断されると都合が悪ことも多いので、個人的にはちょうどいい量感かな〜と思いました。ただ、「とにかくノイキャン性能重視」という方にはちょっと勧めづらいですね。

逆に、外音取り込みの強度は強く、鮮明に周囲の音が聞き取れます。ANC同様アプリ設定で5段階で強度調整ができますが、最大まで上げると機械的に無理やり増幅した違和感のある音になってしまうので、3ぐらいで十分かなと思いました。

中高域の伸びが心地良い高解像度サウンド

そんなElite 7 Proを一聴した感想ですが、Jabraらしい力強いドンシャリ系ではあるものの、中高域の伸びが豊かで、従来機に比べてより原音に忠実な音設計になっている印象でした。

特に中音の開放感が素晴らしく、男性、女性ボーカルどちらも音の抜けがとにかく心地良いです。高域の楽器音などもするどく刺さることなくクリアに響くので、特にポップス、ロック、クラシックなんかと相性が良い印象。

また、これは中高音に限らず言えることですが、音の分離感が秀逸。「どの部分でどんな音が鳴っているか」が鮮明にわかり、その分曲全体の奥行きも豊かに感じられます。

立体表現に長けているという点では、楽曲のジャンル問わず楽しめるのはもちろん、動画視聴やゲーム時の臨場感も増すので、やっぱり万人におすすめしやすい一台だなと思いました。

あとはElite 85tのような底からズンズン響く低域の量感が損なわれていない点も、個人的に嬉しかったポイントですね。

それから解像度に関しては、”一点のくもりも感じないレベル”で鮮明。他の同価格帯モデルと比較しても解像度においては頭ひとつ抜けているな〜という印象。純粋な音質面では期待を裏切らないのはさすがEliteシリーズ。

物理ボタン操作で誤動作とは無縁

Elite 7 Proは、イヤホン本体の物理ボタンで操作ができます。

全操作方法は以下のとおりです。

動作操作方法
再生/停止右側を1回タップ
曲送り右側を2回タップ
曲戻し右側を3回タップ
音量アップ右側を長押し
音量ダウン左側を長押し
電話を受ける着信中に左 or 右側を1回タップ
着信拒否着信中に左 or 右側を2回タップ
通話終了通話中に左 or 右側を2回タップ
ミュートON/OFF通話中に左 or 右側を1回タップ
外音取り込みの切り替え左側を1回タップ
音声アシスタント左側を2回タップ

再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調整、外音取り込みモード、音声アシスタントとすべての操作がイヤホン本体で完結するのはスマートですね。

また、誤動作が起きやすいタッチセンサーではなく、思い通りに操作ができる物理ボタンなのも個人的に嬉しいポイント。

ただ、ボタンを押す際に指でイヤホンを押し込むかたちになるので、この感覚が好きでない方には不向きかもしれません。

それからボタン操作で便利だと思ったのが、ノイキャンから外音取り込みモードが1回タップで切り替わる点。AirPods Proのごとくスムーズに切り替えできるのがとても使いやすいです。

専用アプリのカスタムが優秀

Elite 7 Proは、専用アプリ「Jabra Sound+」に対応しており、ノイズキャンセリングやイコライザーなど自分好みに調整することができます。この設定項目がとにかく豊富。

Jabra Sound+

Jabra Sound+

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アプリでできること

  • サウンドモードの切り替え
  • イコライザー(6つのプリセット+完全カスタマイズ)
  • サウンドスケープ(環境音)
  • ボタン操作のカスタマイズ
  • Find My Jabra(イヤホン追跡)
  • オーディオやノイキャンのパーソナライズ
  • マニュアル等の閲覧
  • ファームウェアアップデート

こちらがアプリメニュー画面。イヤホン、ケースのバッテリー残量のチェック、サウンドモード(ANC/外音取り込み)の切り替えができます。

直感的に扱えるメニュー画面

ノイズキャンセリングと外音取り込みの量感は、5段階で調整が可能です。

ANCと外音取り込みの強度を細かく調整可能

イコライザーは、5段階の音域でそれぞれ量感の調整が可能で、初期プリセットも6種類と豊富に搭載されています。

自由度の高いイコライザー

操作のカスタマイズにも対応していますが、なぜか音量調整が割り当てられないんですよね。一番使用頻度が高いので、長押しではなくタップ操作に切り替えたいところですがここは残念。

その他、個人の聴力に応じて音やノイズキャンセリングを最適化する「My Sound」「ANCのパーソナライズ」や、最適なイヤーピースサイズがわかる「My Fit」など独自機能盛りだくさん。

サウンドの最適化
ANCの最適化
フィット感チェック

豊富なカスタマイズ機能に加えて、拘り抜かれたオリジナル機能が盛りだくさんのElite 7 Pro。正直アプリをいじってるだけでもかなり楽しめますし、数あるアプリ対応の完全ワイヤレスイヤホンの中でも、トップクラスのアプリ品質といえるんじゃないでしょうか。

Jabra Elite 7 Proレビュー|まとめ

完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 7 Pro」を2週間使った感想でした。改めてレビューをまとめるとこんな感じ↓

ここが良い
ここが残念
  • 聴き疲れしないクリアなサウンド
  • 装着時のグリップと着け心地が良い
  • アプリのカスタマイズが豊富
  • 極端に強すぎないANC
  • 防水・ワイヤレス充電対応
  • 現時点でマルチポイント非対応
  • 控えめなANC

音域問わず高解像度で、心地いいサウンドが魅力的なJabra Elite 7 Pro

現時点でマルチポイント非対応(ファームウェアアップデートで後日対応予定)でありますが、装着時の安定感や着け心地の良さ、アプリのカスタマイズ性能ふくめ、非常に満足度の高い買い物になりました。

クリアで心地良いサウンド、マイルドなノイズキャンセリングが好みという方にぜひ試してみて欲しい一台です。

今回は以上です!どうも、わたや(@taoblog10)でした。

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Writer

奈良在住のフリーライター。”暮らしとワークスペースの最適化”をコンセプトに、ガジェット、愛用のモノを紹介するブログ「LOPYLOG」運営。Yahoo! JAPANクリエイターとしても活動中。カメラを持って建築めぐり&食べ歩きが休日の楽しみ。マイブームはデスク環境のアップデート。

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