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最高をまた更新。ゼンハイザー新作「MOMENTUM True Wireless 4」の完成度が高すぎる

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泣く子も黙るMOMENTUM。

ドイツの名門オーディオメーカー「SENNHEISER(ゼンハイザー)」から、待望のフラッグシップワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 4(MTW4)」が発売されました。

前モデル(MTW3)からおよそ2年ぶりのアップデートということで期待も高まるわけですが・・今作も音質、ノイズキャンセリング、ワイヤレス接続性などさらに磨きがかかってます。

今回はSonova Consumer Hearing Japanよりレビュー機会をいただいたので、3日間じっくり使ってみての感想、前モデルからの進化点などファーストルックをお届けします。

ゼンハイザー(Sennheiser)

コンパクトさとフィット感の両立

ケースのデザインは従来のMOMENTUM True Wirelessシリーズと同じファブリック仕様。他のイヤホンのように樹脂や金属製じゃないので、傷が付きにくく扱いやすいんですよね。充電用のUSB Type-Cは、前モデル同様に前側に配置。

MTW2→MTW3では明確にケースサイズが小型化されましたが、MTW3→MTW4からケースサイズ、重量(約79g)ともに据え置き

左からMTW4、MTW3、MTW2

イヤホン本体のデザインもMTW3をそのまま継承する中、ハウジングのみメタリック調に刷新されています。前作の同ホワイトラインと比較すると結構印象が変わりましたね。(個人的には光沢感のある今作が好き)

←MTW4 MTW3→

装着感ですが、前モデル同様に安定した着け心地で、隙間なく耳内にフィットしてくれます。カナル型特有の耳にねじ込む感じもなく、そっと耳の中に置くような(インナー型に近い感覚)で装着でき非常に快適。側圧も控えめで、作業時や移動中など2、3時間つけっぱなしの環境でも不快感なく使えました。

今作もイヤーフィン付きなので、グリップも強力。つよく首を振っても外れる気配はないですし、IP54の防水対応なのでジョギングなどハードめのワークアウトのお供にも安心して使用できます。

音質はよりクリアに、ノイキャンは強力に

今回は別売のBTD 600のドングルを使用し、iPhone 15 ProでaptX Adaptive接続してみました。ほぼ据え置きのハードウェアと打って変わって、音質はめっっっちゃ良くなってます。MTW3に比べてさらに音が緻密になったというか、より滑らかな音になった印象。

「3〜5kHz周辺の解像度を上げて、歯擦音が多くなりがちな8kHz周辺はマイルドに」という公称どおり、中・高域の一体感がぐっと増したように感じます。ボーカルや楽器系の刺さり感も明らかに抑えられていて個人的には断然今作が好みですね。

MTW3を一聴したときも「完全ワイヤレスでここまで鳴らせるのか」と驚きましたが、高域の伸びや低域の深さ、ボーカルのメリハリ、各帯域の解像度…どの部分に目を向けても感動レベルのクオリティの高さです。

で、飛躍的に向上していたのが遮音性能。今作からノイズ低減マイクが刷新されたとのことで、MOMENTUMシリーズ史上最強のノイズキャンセリングに進化してます。

実際に数日屋外で使ってみて、体感-40~50dbはあるなという印象。車や電車の走行音はもちろん、風切り音や人の話し声みたいな高めのノイズまでしっかり遮音してくれます。AirPods Proのような完全な静寂とまではいかずとも、MTW3からは体感1.5倍は向上したかな?といった感じです。

また、ノイキャンON時に音質劣化がないのもMOMENTUMならでは。僕は屋外使用メインなので、アプリのノイズキャンセリング設定から「風切り音の防止」を常時ONに設定しています。これだと風が強い日の「ゴオオオ」みたいな騒音(あとダウンジャケットのフードが擦れる音)も抑えてくれるのでこの時期は特に必須機能。

外音取り込み機能も、MTW3に比べてホワイトノイズが減りさらに自然な集音になった印象。音楽を止めれば違和感なく会話ができるレベルですし、BGMを小音量で流していても周囲の音がはっきり聞き取れます。

強いて言えば「ノイズキャンセリング→外音取り込み」が一つのボタンで切り替えできない仕様が変わっていなかったのが残念ポイント。まあ使ってるうちにこれも慣れちゃうんですけどね。

サウンドパーソナライゼーション機能が秀逸

従来どおりアプリからバスブーストのオンオフ、イコライザー、プリセット登録など可能なのとは別に、「サウンドパーソナライゼーションモード」という機能が追加されています。

これ、去年の春頃に突如アップデートで開放されたのですが、簡単にいうと自分好みの音に自動で最適化してくれるという機能。この設定アリナシでもまるっきり音質が変わるんですよね。「もう少し中音に厚みが欲しいな」「もっと楽器やベース音にメリハリがほしいな」みたいな部分的な希望をピンポイントで叶えてくれるんですよ。

元々の音も十分良いのですが、サウンドパーソナライゼーションの調整でさらに自分好みのメリハリの効いた音に化けて大満足。MTW3でも体感済みですが、MOMENTUMの良さを最大限引き出すためにはサウンドパーソナライゼーションは個人的に必須設定だと思います。

デフォルトの音とサウンドパーソナライゼーションON状態で聴き分けもできるので、定期的に比べながら微調整していくのがまた楽しいんですよ。

iPhoneでもaptX Adaptive接続。ただし注意点も

iPhoneでMOMENTUM True Wireless 4を使用する場合、コーデックは高圧縮のAAC止まり(iPhone側がaptX Adaptive非対応のため)なので、このままだとMTW4の良さを最大限引き出せないんですよね。

そこで活きるのが、USB接続型のBluetoothドングル「BTD 600」。iPhoneなどのaptX Adaptive非対応デバイスでもaptX Adaptive接続が可能になるというもの。

iPhone 15シリーズの場合は端子がUSB-Cなので、そのままドングルを挿してペアリングすればBTD600が接続できます。ただし、Lightning端子のiPhone 14以前のモデルの場合、変換アダプターをつけても認識しなかった(電力不足のメッセージが出てオーディオ出力先として動作しない)ので、現時点ではiPhone 15シリーズに限り使用できるようです。

ちなみに、本来PC向けに作られてるので、Macはもちろん、USB-C端子搭載のiPad、Androidスマホでも同様にBTD600でaptX Adaptiveへアップスケールできます。

2024年4月1日まで、MOMENTUM True Wireless 4に+1000円(6,800円OFF)でBTD600がセット購入できるキャンペーンを実施しているので、是非この機会に手に入れてみてください。

音質派へのベストな回答

前モデルのいいところは引き継ぎつつ、音質・ノイズキャンセリングが順当に進化したMOMENTUM True Wireless 4。MTW3やEAH-AZ80に満足していた僕としては、「これを超える感動があるのか⁉︎」的な衝撃がやばかったです…。

MTW3から約1万円値上がりしたものの、その分のバリューはちゃんと得られる完成度だと個人的には思います。とにかく音質にこだわりたい、でも利便性も妥協したくない。そんな人は買い替えて損しないはず。僕自信2024年のベストバイに間違いなく入るくらい気に入ってます。(あとは故障しないことを祈るのみ!)

ゼンハイザー(Sennheiser)
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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。