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俯瞰撮影をもっと手軽に。SLIKのクランプ型アームキット「クリエイターズKIT」レビュー

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カメラ三脚や雲台でお馴染みのSLIKから、物撮りや俯瞰撮影に最適なクランプ型アームキットが登場しました。それが、今回紹介する「クリエイターズKIT」です。

SLIKから単体販売されている「スライディングアームII」と「クリエイターズクランプ」、自由雲台の「SBH-150 DQ N」の3点をキットにしたクリエイターズKIT。デスクやパイプにクランプで固定するだけで、手軽に接写やテーブルフォトの俯瞰撮影ができてしまう優れもの。

レビューブロガーという仕事柄日常的に商品撮影をする筆者ですが、普段の物撮り環境を手持ち撮影からクリエイターズKITに切り替えたことで撮影までの準備フローが最小に。手軽になったことで物撮りがさらに楽しくなりました。

ということで今回は、そんなクリエイターズKITの特徴や使用感、メリットデメリットなど詳しくレビューしていきます。SNSやブログ用の物撮り(特に俯瞰撮影)を効率化したいという方はぜひチェックしてみてください!

目次

SLIK クリエイターズKITの概要

クリエイターズKIT」は、SLIKの「スライディングアームII」と「クリエイターズクランプ」、自由雲台の「SBH-150 DQ N」を3点セットにしたクランプ式アームです。

前述のとおり、それぞれ個別販売されている角度調整用アーム、クランプ、雲台の人気製品がキットになった本製品。雲台はクイックシュー設計で簡単に着脱でき、普段使っている三脚と組み合わせて使うことも可能。

スライディングアームⅡ

全長497mm
全高102mm
EVストローク370mm
パイプ径24mm
重量530g
単体価格税込7,000円

クリエイターズクランプ

全長505mm
全高105mm
スライド量345mm
取付面からの最大全高370mm
重量540g
対応サイズ天板:5mm~75mm/最大搭載重量2kg
パイプ:φ20mm~48.6mm/最大搭載重量2kg
単体価格税込6,600円

雲台 SBH-150 DQ N

全高87mm
重量540g
カメラ台のサイズ48mm × 48mm
雲台タイプボール雲台
付属機能クイックシュー、水準器
単体価格税込6,855円

それぞれの製品の詳しい仕様は上記のとおりです。クリエイターズKITの価格は19,700円と、個別で揃えるより1,000円ほどお得といった感じですね。では、さっそく開封して付属品や基本性能からチェックしていきます!

クリエイターズKITの付属品

クリエイターズKITの内容物は、以下の8点。持ち出し用のナイロンケースも付属します。

パッケージ内容
  • スライディングアームⅡ
  • クリエイターズクランプ
  • SBH-150 DQ N
  • 雲台アダプター
  • 六角レンチ
  • ゴムパッド×2
  • ケース
  • ユーザーマニュアル

こちらがクリエイターズクランプ本体。全長505mm、重量は540g。取り付け面からの最大全高は370mmとなっています。

クランプ部の調節幅は最大75mm。デスクの天板幅はたいてい30mm前後なのでかなり広めですね。調整幅に余裕がある分、より強力に固定できます。

天板を保護するためのゴムパッドは、上下1枚ずつ付属。デスクでしか使わない僕は、使用の度にパッドを敷くのが手間なので上面だけ鬼ピタで固定しちゃいました。

続いて、角度調整のスライディングアームⅡ。全長500mm、重量540gとクリエイターズクランプとほぼ同じサイズ感です。

ポールの長さは、50mm~400mmの間で調整可能。ボディ部にはクリエイターズクランプと同様に50mm単位でメモリがプリントされていてます。

そして雲台のSBH-150 DQ N。

SLIKの他の三脚やアクセサリー同様に、クイックシュー設計。レバーを外すことで簡単に着脱できるので、予めカメラ側にシュープレートを取り付けておくことでスムーズにカメラをセットできます。また、クイックシュー取付部に2軸水準器を搭載しているので水平出しの目安に便利。

自由雲台型なので、レバーを緩めることで一気に雲台を回転させたり縦位置、横位置の変更が可能です。アングルが決まればレバーを締めて固定するだけ。3ウェイ雲台と違ってレバー1つで簡単に操作できるのがポイント。

もちろん固定雲台も同梱なので、常に決まった角度で撮影する場合はこちらを取り付けて使用します。

PCデスクに設置してみた

クリエイターズKITを組み立てて、実際にデスク天板にセッティングしてみました。

クランプの安定感は抜群で、握って動かそうとしてもびくともしないくらいガッチリ留まります。天板にはめ込むだけなので、設置もめちゃくちゃ手軽。もちろん高さや角度を変えても安定感を損なわずしっかり直立してくれます。

カメラを設置するとこんな感じ。

スライディングアームⅡは角度調整部分がギザギザになっているのがポイント。ここがガッチリ噛み合うことで、重い機材が載せても下に垂れたりぐらつくことなくしっかり支えてくれます。

三脚なし・省スペースで設置ができて、かつ上下左右自由に角度調整ができるのは快適そのもの。PCデスク(幅140cm)の脇にクリエイターズKITを設置しているのですが、テキストを作成しながら真横で商品撮影できるのがなかなか便利。

省スペースで展開できるクリエイターズKITですが、未使用時はこんな感じでコンパクトに折りたたむことが可能。撮影準備のフローを最小限にしたい場合はデスクに固定したままでの運用も良さそうですね。

一点、ライトスタンドやブームアームのようにエアで衝撃を吸収するような機構はないので、カメラを載せたまま片手で高さ調整しようとすると、すこーんと下に下がってしまいます。

もちろん両手で丁寧に扱えば何の心配もありませんが、機材を載せたままネジ調整する際はくれぐれも注意してください。

最後に、クリエイターズKITを使って撮影した例をいくつか掲載しておきます。三脚のようにスペースを確保する手間もなく、手軽に、そして綺麗に接写、俯瞰撮影ができました。物撮りが捗る捗る…!

SLIK クリエイターズKITレビュー|まとめ

今回は、SLIKのクランプ型アームキット「クリエイターズKIT」を使った感想でした。

日々の物撮り環境に、スライディングアームIIとクリエイターズクランプ、SBH-150 DQ Nの3点を導入したことで、一気に撮影にかかる準備フローが短縮できて、かつ綺麗に接写、俯瞰撮影ができました。ほんとに物撮りが捗る。

唯一気になったのは、デスクを保護するためのゴムパッドが分離タイプである点。セットする度にパッドを敷くのが面倒な方は、鬼ピタ等で固定してしまうのがおすすめ。安定性や可動の柔軟さ等純粋なアーム性能は申し分のない一台です。

設置が簡単なクランプ式で初めての方でも簡単に導入できるので、手間をかけず物撮り環境をアップデートしたいという人はぜひチェックしてみてください!

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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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