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この打鍵感が病みつきに・・「NiZ」の静電容量無接点キーボードの良さについて語る

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ちょっと前に「打鍵感で選ぶ!Mac向けおすすめキーボード」でも書いたとおり、Macでブログや文章入力作業する際のメインキーボードは、PFUのHHKB Professional HYBRID Type-Sを愛用している筆者(かれこれ3年間くらい持ち歩いてる)。

語り始めると止まらないので今回は割愛しますが、とにかく“仕事道具”として完成されたキーボード。

静電容量無接点方式キーボードの大本命HHKB

そんなPFU社も採用する静電容量無接点方式キーボードにおいて、HHKBに類う打鍵感でキーボードマニアから注目を浴びているのが『NiZ』というメーカー。僕自信フルサイズの無線モデルX99 Proを触ってからというもの、すっかりNiZキーボードの虜になってしまいました・・。

というわけで今回は、いくつか試したNiZシリーズの中でも「これはオススメ!」と感じたモデルを厳選してみました。NiZのキーボードが気になってるけど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない…と迷っている方はぜひ最後までご覧ください。

目次

NiZにあってHHKBにない良さ

スコスコと爽快な打鍵感で根強いファンが多い静電容量無接点方式キーボード。その上で、コンパクト・無線対応・キー配列変更に対応と三拍子が揃うNiZシリーズ。

といっても、これらはHHKB(Classic除く)にも共通していえる特徴。「じゃあNiZを選ぶメリットってなんなの?」となるわけですが、最大のポイントはサイズ展開です。

上から60%、75%、96%フルサイズ

60%サイズしか選択肢がないHHKBに対して、NiZキーボードは60%サイズ、テンキーレスサイズ、フルサイズといずれもラインナップがあり、用途問わず必ず最適なサイズを見つけることができます。

サイズ展開が豊富

さらに、CHERRY MX製のメカニカルキースイッチと互換性があるためキートップを好きに変えられる、押下圧は35gと45gの二種類から選べる、打鍵音が静か。などなど、実は高価なPFUシリーズで享受できない特典が詰まってます。

いざ押下圧35gモデルを選んで「軽すぎる」となれば、後から付属のバネを入れれば45gに可変できますし、アクチュエーションポイント(キーを押したときに入力が反応する位置)も三段階で柔軟に切り替えることも。

▲一部キーにバネを入れて45gと35gの変荷重にすることも

手元に届いてからいろいろ試せるのもNiZの良さなので、「まだ自分に適したキーボードが定まっていない」という人にも比較的オススメしやすいです。価格帯もHHKBに比べれば断然安価なので、万が一買って失敗してもダメージを抑えられますしね。

迷ったらとりあえずコレ。NiZのおすすめキーボード

実際に一定期間使ったNiZキーボードのなかでも、特におすすめできると感じたモデルを独断と偏見で厳選しました。タイピングしてる様子も載せているので、打鍵音なども比較しながら参考にしてみてください。

NiZ Atom66

製品名のとおり、66キーの60%サイズキーボードATOM66。こちらは2020年のアップバージョンで、NiZシリーズの中でも定番モデル

キー配列US
入力方式静電容量無接点方式
レイアウト60%(66キー)
バックライトRGBモデル有り
接続方法無線・有線
技適認証済み
ホットスワップ非対応

ファンクションキーが左右に付く小型タイプで、同社他モデル同様にWindowsとMacの両方に対応しています。押下圧は35gとHHKB(45g)より軽く、どちらかというとREALFORCEに近いフェザータッチ。前述のとおりバネが付属するので、後から45gへの変更も可能です。

少々マニアックですが、Split Backspaceや2U BackspaceによるHHKB配列への設定もできますし、最下段のキー数がHHKBよりも多いのでWK配列としても使用できます。

静電容量無接点の打鍵感も非常に軽快で、コトコト、サクサクと心地よい打鍵音がまたたまらないんですよ。

実際に打鍵している様子はこちら。

仕事柄これまで十数台のキーボードに触れてきましたが、2万円クラスの60%サイズで「打鍵感のよさ」においてNiZ Atom66の右に出るキーボードってないんじゃないですかね。それぐらい個人的に気に入ってます。

至高の打鍵感、コンパクトで高性能!同価格帯では最高の選択肢になりうるキーボードだと思いますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

NiZ Micro82

前述のとおり、HHKBは60%サイズ(もしくはJIS配列の65%)しかなく、一般的な75%サイズの展開がありません。

そんななかで、静電容量無接点方式を採用した75%キーボードとして希少な選択肢であるNiZ Micro82

キー配列US
入力方式静電容量無接点方式
レイアウト75%(82キー)
バックライトRGB有り
接続方法無線・有線
技適認証済み
ホットスワップ非対応

HHKBのデメリットに「ファンクションキーとカーソルキー(US配列の場合)がない」ってことがよく挙げられますが、Niz Micro82はカーソルキーもファンクションキーも備えているのがポイント。

Fnキーも方向キーも付いてる

ちなみに僕が選んだのは黒モデルなんですが、このたたずまい良すぎないですかこれ。

カーキのアクセントがカッコいい

機能もしっかりしてますが、何よりこの黒モデルのビジュアルに一目惚れしちゃいました。(実はこれを見つけるまでNiZにカラバリがあることさえ知らなかった)

打鍵音はAtom66と比べて多少響く印象ですが、打ち心地は非常に軽快です。実際に打鍵している様子はこちら。

他モデル同様にUS配列一択のMicro82ですが、静電容量無接点方式かつファンクションキー付き、RGBバックライト搭載で2万円台ということなら、Atom66同様十分コスパはいいんじゃないでしょうか。

NiZ X99 Pro

テンキー付きでありながら、一般的なテンキーレスモデルと同等のコンパクトさが特徴のX99シリーズ。

そして、上記の2機種に次いで待望の無線対応化したものがこちらのX99 Pro

キー配列US
入力方式静電容量無接点方式
レイアウト96%Full(99キー)
バックライトなし
接続方法無線・有線
技適認証済み
ホットスワップ非対応

フルサイズキーボードを物理的にぎゅっと狭めた設計なので、カーソルキー周りの余白が最小限になっているのがわかると思います。

スタイリッシュなテンキー周り

一般的なフルサイズからの乗り換えの場合この配置に戸惑うかもしれませんが、一方「テンキーはほしい、でもデスクのスペースをなるべく広く取りたい」みたいなニーズには格好の選択肢になるX99シリーズ。

あと、テンキーを跨いでのマウスの操作性も良くなるので、僕はこの配置がむしろしっくりきてますね。

デザイン方面でもEsc・Enterキーの淡いアクセントカラーが目を引く本製品ですが、「いやいや無骨な方が好き」という人も安心、グレーカラーの交換用キーキャップも別途付属します。

また、好みに応じてサイド刻印のキーキャップ(別売オプション)に付け替えることもできます。

もう一つX99シリーズの特徴として打鍵音が静かということも挙げられます。

そもそも物理的な接点がない静電容量無接点方式は、メカニカルスイッチのように「カチカチと底打ち音が響く」みたいなことはありませんが、Atom66、Micro82と比べてもより静音性に優れている印象。自宅用、オフィス用と比較的環境を選ばないのもX99シリーズの利点かと思います。

サイレントキーボードとしても優秀

先代の有線限定モデル、こちらの無線対応モデルどちらも技適取得済みなので、個人的には今から買うなら無線モデルがオススメです。

より快適にタイピングするために…

長時間タイピングしたままでいると手首周りが疲れるってことありますよね?

それこそNiZのような厚みのあるキーボードだと自然に手を添えても手首が反った形になるので、その対策としてパームレスト(リストレスト)があると非常に快適に文字入力ができます。

こんな感じでキーボードの手前にかますだけで、手首がずっと自然な形を維持できるんですよ。おかげで長文のテキスト入力をする際の疲労感、違和感みたいなものがグッと減って、今ではパームレスト無しではタイピングできない病に侵されてます。笑

手首が水平になり長時間のタイピングも快適に

おすすめは「木」のパームレスト

パームレストもこれまた色々種類があるんですが(クッション、ウッド、樹脂など)、個人的にはウッド素材のパームレストが断然オススメ

クッションだと汚れやら皮脂やら吸収しすぎるし、UVレジンなどの樹脂系は逆に何も吸い取らないので使ってるうちにぬるぬる、ベタベタしてきます(もちろん物にもよるのでしょうが)。

一方でウッド素材は劣化を気にせず長く使えるし、適度な吸水性もあって長時間のタイピングでもサラサラ感を損なわないのがメリット。

ちなみに、NiZの純正パームレストもウッドタイプを採用しており、66キー用から108キー用まで各規格のジャンストサイズのものが用意されています。

サイズ展開が豊富なNiZ純正ウッドパームレスト

約6,000円とパームレストにしては少々高いのですが、サイズで迷ったら無難に純正品をセット買いしておくのがオススメです。ちなみに、FILCOのウッドパームレストなら半額ほどで購入できるので、使用上問題なければ完全なジャストサイズでなくても良いって人はFILCO製も検討してみてください。

コスパ優秀な「FILCO」

FILCOパームレストのサイズ展開

  • Sサイズ(幅300mm) 60%キーボード用(HHKBなど)
  • Mサイズ(幅360mm) テンキーレスキーボード用
  • Lサイズ(幅440mm) フルサイズキーボード用

まとめ

今回は、僕が使用してきたNiZキーボードの中から独断と偏見でおすすめモデルをピックアップしてみました。

どれだけ気に入ったものでもひとつをずっと使い続けるってことができない僕は、これらのキーボードをローテーションして使ってます。笑

今回紹介したキーボードをおさらいしておきます。

NiZシリーズに限らずキーボード選びの選択基準は人それぞれだと思いますが、どれも非常に良いキーボードなので気になるものがあればぜひチェックしてみてください。

今後もNiZキーボードで「これは良さそう!」というものを見つけたらどんどん更新していきますので、ぜひキーボード選びの参考例にしていただけますと幸いです!

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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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