どうも、作業時はノイズキャンセリングが欠かせないロピログ(@LOPYLOG)です。
最近は、SONY、BOSE、ゼンハイザーといった大手オーディオメーカーから、高品質なノイズキャンセリング機能を備えるワイヤレスヘッドホンが続々リリースされています。
中でも、音質を含む総合的な完成度が高い人気モデルが、SONYの「WH-1000Xシリーズ」。
今回、その人気シリーズ待望の新型モデル「WH-1000XM4」が発売されました。
約2年ぶりの新型機となるSONYヘッドホンのハイエンドモデル。先代機のWH-1000XM3から、アクティブノイズキャンセリングをはじめ、音質、機能の両面で大幅にアップデートされました。
僕自身そんなWH-1000XM4を予約購入し、プライベート、テレワークで10日間じっくり使い倒したので、使用感・音質についてレビューしていきたいと思います!
今回から新たに搭載された機能や、アプリのカスタマイズなども解説していますのでぜひ参考にしてください。
SONY WH-1000XM4の外観と同梱品
「SONY WH-1000XM4」は、大ヒットしたWH-1000XM3の後継モデルにあたる、アクティブノイズキャンセリング対応のBluetoothヘッドホンです。
ラインナップは、お馴染みブラックとプラチナシルバーの2色。今回僕は白ベースのプラチナシルバーを購入しました。
デザインは先代モデルから大幅な変更が無く、唯一表面が光沢のある素材から、落ち着いたマット素材に変わっています。
右ハウジングには、充電用のUSB-C端子。約3時間でフル充電が可能です。
左ハウジングには、電源ボタン、ノイズキャンセリングのオンオフなどに使うCUSTOMボタン、有線接続用3.5mm端子を備えています。
左ハウジング内側には、センサーが内蔵されています。このセンサー導入により、ヘッドホンを外すと自動で再生停止する機能を実現。
両ハウジング上部には、左右の表記がわかりやすく施されています。
イヤーパッドには厚手で柔らかい低反発クッションが用いられており、長時間使用時の不快感も最小限に抑えられます。
頭頂部にあたる上部のクッションもしっかり厚みがあるので、頭部が痛くなることもありません。
アジャスターの長さ調整もスムーズに行えます。
本体は、コンパクトに折りたたんで付属のキャリングケースに収納し持ち運ぶことができます。
ファブリック素材のキャリングケースは、ハードケースよりも滑りにくく携帯しやすいのが◎

サイズもA4の半分程度でコンパクト!
ケース内部の素材も柔らかく、本体を傷つけることなく収納しておけます。
本製品は、連続再生時間が30時間とバッテリー性能も優秀。また、Bluetoothだけでなく有線での接続にも対応しています。
ノイズキャンセリングOFFの場合は38時間と、ワイヤレスヘッドホンとしては最高クラスのスタミナ設計となっています。



出張や旅行時も電池残量を気にすることなく使用できます!
クイック充電対応なので、10分の充電で約5時間の再生が可能です。
そんなSONY WH-1000XM4のパッケージ内容は以下のとおりです。
- ヘッドホン本体
- キャリングケース
- USB-Cケーブル
- 有線接続用ケーブル
- 航空機用デュアル-ステレオ変換アダプタ
- 説明書
使用感、音質、ノイズキャンセリング性能レビュー
装着感
ヘッドパッド、イヤーパッドともにモチっとした低反発ウレタンが使われており、3時間以上の長時間使用でも耳や頭部が痛くならず快適でした。
ただ、オーバーイヤーヘッドホンの課題でもある「耳元の蒸れ」に関しては今回も大幅な改善はなしです(~_~;)
体感的に、気温25度以上の屋外使用には適しません。冬になると肉厚パッドがイヤーマフラーとしても活躍しますが、それまでは屋内、電車移動時のみの使用がよさげですね。
ノイズキャンセリング機能オン時の圧迫感はほぼ無いので、自宅で音楽を楽しむ際や、テレワーク通話で使用する分にはノーストレスで長時間使用できています。
音質
WH-1000XM4は、低音域・中音域・高音域のバランスがフラットで全体的にクセがないのが特徴です。
それでいて、音域問わず音の粒がクッキリ鮮明に聞き取れ、いわゆる「明瞭感」は他機器とは一線を画するものがあります。
フラットと聞くと「面白味がない」と感じるもしれませんが、ポップス、ロック、EDM、クラシックとジャンルごとに強調すべき音域が最適化される印象で、純粋に音楽を楽しむ上で没入感は半端じゃないです。
また、今回からヘッドホンとしては初めて「DSEE Extreme」に対応しており、40mmHDドライバーユニットの性能を上限いっぱいまで引き上げています。
唯一、apt-Xに非対応な点をウィークポイントにあげる人もいますが、同等性能のSONY独自コーデックであるLDACに対応しているので大きな問題ではないかなと思います。



後ほど紹介する専用アプリでさらに自分好みにカスタマイズできます!
ノイズキャンセリング・外音取り込み性能
WH-1000XM4の最大の特徴ともいえる、強度の高いノイズキャンセリング性能。
従来のノイズキャンセリングは、比較的低いノイズ(電車、飛行機などの騒音)をかき消す用途が主でした。
ですが今作は、音域問わず外音をすべてシャットアウトしてくれます。人の会話はもちろん、自分が発する声さえ全く聞こえないレベルの強度です。
それでいて、ノイズキャンセリング特有の圧迫感がほとんど無いので、環境音を遮断したい作業時は、音を鳴らさずにノイズキャンセリング機器として活用しています(笑)
一時的に外音を取り込みたい際は、右ハウジングに軽く触れて「クイックアテンションモード」を作動させることで、瞬間的に音量を下げられます。
テレワークでの使用頻度も多い僕としては、正直この2つの機能だけでも4万円を出す価値がありました…!
SONY WH-1000XM4の新機能・アプリ活用法
ここからは、専用アプリから設定可能な機能についてご紹介します。
まず、ステータスメニューの「アダプティブサウンドコントロール」。
ユーザーの行動パターンやよくいく場所を検出し、その動作や場所に応じて自動でノイズキャンセリング強度を調整してくれる機能です。
行動パターン別に、事前にノイズキャンセリングの強度を自分好みに調整できる便利機能ですが、その都度手動で調整したい場合はアダプティブサウンドコントロールをオフにしておきましょう。
続いて、サウンドメニューの新機能「スピーク・トゥ・チャット」。
ヘッドホンをつけた状態で、声を発することで音楽の再生を一時停止してくれる機能です。デフォルトでONになっています。
ただ、ヘッドホン使用中に独り言を呟いたり、小声で鼻歌を歌っても感知して一時停止してしまうので、少々不便に感じることもあります。
そもそも外音取込みのクイックアテンションモードが優秀なので、個人的にはアダプティブサウンドコントロール同様さほど重要な機能というわけではありません。
何より重宝しているのが、「イコライザー機能」と「DSEE Extreme」の音質に直結する2つの機能。
イコライザー(音質調整)は、デフォルトで用意されている数種類のモードに切り替えたり、自分で細かくカスタマイズすることもできます。
ドンシャリ傾向が好みの僕は、「BASS BOOST」に設定して重低音強めに設定しています。
そして今回から搭載されたDSEE Extreme。
圧縮音源でもハイレゾ級にアップスケーリングできる機能で、スマホのサブスクリプション音源も高音質に補正してくれます。
初期設定ではDSEE Extremeがオフになっているので、必ずアプリをインストールしてオンにしてください。
また今作から、2台のデバイスとの同時接続が可能になりました。
システムメニューの一番上にある「2台の機器と同時に接続」をオンに設定すると、2つの機器をマルチ接続することができます。
僕は、iPhoneと仕事用のMacBookを常に同時接続しています。
スマホで音楽を聴いた後に、PCでオンラインミーティングをする際もそのままハンズフリーで自動切り替えされるので、1日中ヘッドホン付けっ放しなんてこともしばしば(笑)



2台同時接続の便利さに慣れてしまうと、もう従来機には戻れない…
SONY WH-1000XM4レビュー:まとめ
今回は、【SONY WH-1000XM4レビュー】音質・ノイキャンともに最高品質!ワイヤレスヘッドホン決定版【アプリも解説】についてご紹介しました。
約2年ぶりの新型機となるSONYヘッドホンのハイエンドモデル「SONY WH-1000XM4」。
より高性能になったアクティブノイズキャンセリングをはじめ、音質、機能ともに格段にアップデートされました。
その他、外音取込み機能をはじめ、音質をハイレゾ級にアップスケーリングできる「DSEE Extreme」、2台同時接続など新機能も充実しています。



まさにノイズキャンセリングヘッドホンの決定版!
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