近未来型2in1ロボット掃除機「Narwal Freo」レビュー!モップ清掃&乾燥まで“全自動”

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家事の効率化が求められる時代において、ひときわ需要が高まっているロボット掃除機。

最近では、水拭き、マッピング機能、自動ゴミ収集、音声操作など”付加価値”を盛り込んだモデルが国内外のメーカーから続々登場しています。

そんな中、「水拭き周り」を中心にこれまでになかった機能を詰め込んだのが『Narwal Freo』。

加圧式モップによる水拭き、モップの自動洗浄・乾燥、さらには洗剤の自動投入…。「フツーの吸引はもちろん、水拭き性能も妥協したくない!」そんな方にうってつけのモデルとなっています。

というわけで、この記事ではNarwal Freoがどんな感じで使うことができるのか、使用してわかったメリット・デメリットなどレビューしていきたいと思います。

本記事はNARWAL様より商品をご提供いただき作成しています。

目次

Narwal Freoの特徴

2022年11月にNarwalから発売された、通常吸引・水拭き両対応のロボット掃除機「Freo(フレオ)」。主なスペックと特徴は以下のとおりです。

製品名Narwal Freo
サイズ(タテ)350×(ヨコ)350×(奥行)105mm
重量4.5kg
吸引力最大3,000Pa
バッテリー容量5,200mAh
動作音標準モード:約53~63dB
水拭きモード:約48~51dB
掃除×水拭きモード:約57dB
ダストボックス容量480ml
モップ可動回転&加圧
モップ洗浄自動洗浄(+乾燥)
メーカー保証1年

Narwal Freoの主な特徴

  • 吸引・水拭き両用
  • 吸引力:最大3,000Pa
  • モップ洗浄・乾燥が全自動
  • 畳やカーペットに対応
  • ステーションからタッチパネルで操作可能
  • 価格:約140,000円(Amazonクーポン適用後)
わたや

では、実機を使ってNarwal Freoの清掃機能や使用感など確かめていきましょう!

同梱物と外観

まずは付属品。

箱の中身

  • Narwal Freo本体
  • ベースステーション
  • サイドブラシ
  • 電源コード
  • 拭き掃除用洗剤
  • 浄水タンクスポンジフィルター(取り替え用)
  • 取扱説明書

水拭き用の洗浄剤が最初から一つ付属していました。毎日フル稼働させても3ヶ月ほど持つとのことですが、その後は継続購入が必要(各消耗品の交換頻度については後述)。

こちらが掃除機本体。ホワイトベースで清潔感のある外観となっています。

筐体サイズは、350 × 350 × 105 mmと、ロボット掃除機の一般的なサイズ感。我が家で愛用しているSwitchBot S1 Plusと比べてもほとんどサイズ差はないですね。

▲Narwal Freo(左)SwitchBot S1 Plus(右)

天面には、アプリ上でマッピングデータを生成するためのレーザーセンサー。

天面の蓋をパカッと開くとダストボックスが顔を出します。

▲ダストボックス(容量480ml

掃除後はこのダストボックス内にゴミが溜まる仕組みです。残念ながらステーション内に自動でゴミを吸引する機能とかはなく、ここがパンパンになったら自分で処理するごく一般的なスタイル。

背面には、水拭き用の回転モップが二つ付いています。

▲おにぎり型のモップは回転・加圧両対応

前面には障害物を自動検知するためのLDSレーダーにくわえ、高性能な赤外線障害物センサーを内蔵しています。

Narwal Freoのレビュー

給水・排水・モップ洗浄・乾燥まで”全自動”

Narwal Freoの最大の特徴は、やはり充電ベースを兼ねた全自動クリーニングステーション。

充電ベースのトップカバーを開くと、汚水タンク・浄水タンクが格納されています。

汚水タンク(白い方)には水拭き後の水がたまり、浄水タンク(青い方)には綺麗な水をためておけます。

洗剤自動投入機能が付いているNarwal Freo。ステーション側面には、洗剤をセットする専用のスペースも。

▲1本あたり550回程利用可能

特筆すべきは、掃除後のモップ洗浄〜乾燥までが全自動であること。

水拭き後、汚れたモップはクリーニングベース内でそのまま洗浄・乾燥されるという多機能ぶり。つまり、交換時以外でモップに触れる必要が一切ないということですね。

もう1つ充電ステーションで注目したい点が、天面に内蔵されている円形タッチディスプレイ。

この画面上で、本体の充電状況のチェックや各種設定が完結します。

スマホが手元にないときも、ここからワンタッチで掃除モードの切替え&起動できるのがほんとに便利なんですよね(全モデル標準装備にしてほしい…)。

▲後述する「Freoモード」も画面から選択可能

画面タッチでサクッと掃除を始められるのはもちろん、余分な工数がかからずスタイリッシュさがあって使っていてテンションが上がりますね。

高性能かつ多彩なアプリ性能

Narwal Freoは、Wi-Fiと専用アプリを連動させることでスマホから一元管理できます。

▲連携後のアプリ画面

Narwal Freo

Narwal Freo

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アプリは2.4GHz帯Wi-Fi対応なので、初期設定時のみスマホも同じ2.4GHzのWi-Fiに接続する必要があります。

本体とアプリを起動すると、LDSレーザーセンサーが部屋の間取りや障害物を検知し、アプリ上で↓のようなマップを生成してくれます。

▲初回マッピング生成後画面

一度マップを生成したら、あとは手元のスマホから掃除状況をリアルタイムで確認可能に。掃除機がたどったルートや、清掃に要した時間、掃除後の記録なんかもこのアプリ内でチェックできます。

清掃設定もすべてこのアプリ内で行えます。カーペット清掃のオンオフや、隅っこの清掃頻度、モップの乾燥強度なども細かく設定可能。

マップ画面から、部屋の中の特定のエリアを部分的に除外できるNarwal Freo。設定方法も簡単で、除外したいエリアをタップして登録するだけ。

我が家では、コンセントタップがある場所やケーブル周りをあらかじめエリア除外しています。常に場所が決まっているものなら最初から外しておくに越したことはないですからね。

逆にエリアを指定して一部分をピンポイントで清掃することもできますし、部屋ごと、床材ごとに清掃強度を変えれたりと自由度高く設定できます。

LDSレーザー搭載で賢く掃除。そして静音。

天面のLDSレーザー、前面の赤外線センサーの”二刀流”で間取りと障害物を正確に検知するNarwal Freo。

清掃中の自機の位置を正確に把握することで、カバレッジマップ上でどう動けば効率的に掃除ができるか、また障害物を避けられるかといった認識性能に秀でています。ロボット掃除機の天敵ともいえる暗い色の家具、シェルフの細い脚なんかもしっかり認識。

家具や壁への衝突を最小限に抑えられるので、外出中に掃除してもらうスタイルでも安心。

とはいえこれはどのハイエンド機種にも言えますが、完全に障害物を回避することはまだまだ難しいです。しかし、本機はバンパーのクッション機構にゆとりが十分あるので衝突時も衝撃を最小限に抑えてくれます。

少なくともガンガンと部屋中に衝突音がひびくようなうなことはないですし、そもそもの動作音も非常に静音なのでテレビを観ながらとかでもストレスフリーです。

▲掃除中の音は約56dBと日常生活くらいで気にならないレベル

それこそ静音モードなら作業中でもまったく気にならないくらい静かですね。これくらい静音性に長けるモデルだとマンションでも下の階への振動や騒音を気にせず使えるのでやっぱり気楽でいいですね。

ゴミ吸引・水拭きともに妥協なしの性能

マッピング機能や操作性だけでなく、清掃性能も現状のロボット掃除機で最強レベルであるNarwal Freoは、最大3000Paと高い吸引力を実現。

本体背面には2つのエッジクリーニングブラシをそなえ、壁際やカーペットに溜まった微細なホコリまで隈なく取り除くことができます。

中央にも取り外し式のブラシが付き、ここで細かいゴミや髪の毛をしっかり絡めとります。

アプリから「隅っこ掃除モード」をオンにした状態で起動したところ、前日に清掃したばかりなのに細かいゴミやホコリがしっかり取れていました。

特筆すべきは水拭きモード。モップが加圧+高速回転仕様なので、キッチン周りのベタっとした汚れなんかも取り除いてくれて快適そのもの。

▲家中のフローリングがツルツルピカピカに
わたや

床が水浸しになることなく程よい水分量で拭き掃除してくれます!

掃除モードは、「ゴミ吸引のみ」「水拭きのみ」「ゴミ吸引&水拭き(同時)」「ゴミ吸引→水拭き(移行)」の4パターンに、後述する「Freoモード」を加えて5つのモードから選択可能。

Freoの「おまかせモード」が便利

Freoモード」なる独自の掃除モードを搭載するNarwal Freo。

簡単にいうと、そのときの状況に合った適切な掃除方法で稼働してくれるスマートモード的な機能。このモードが優秀なので、我が家では日常使いはほぼFreoモードにお任せしてます。

床の汚れ具合を感知して自動でモップの加圧や水分量を調整してくれるので、あれこれ考えずに常に最適な清掃ができるのが気楽なんですよね。

ちなみに、前述の「隅っこを掃除する頻度」の変更はこのFreoモード時のみ対象となります。

気になるのは”ランニングコスト”

モップやブラシ、洗剤などは消耗品になるので、一定期間使った後は定期的に交換が必要になります。

Amazonの製品ページ内にある表記を参考にすると、3〜6ヶ月の頻度で交換が必要とのこと。

約半年分の消耗品がパッケージになっている「アクセサリーセット」が16,800円で販売されているので、年おきに2回買うとなると年間コスト3万円超えることになります(単純計算ですが…)。

このランニングコストを高いと見るか、安いと見るかは人それぞれだと思いますが、個人的には水拭き頻度を減らしつつもう少し安価で抑えたいところ。

前述のFreoモードなら無駄を最小限に抑えられるので、ひょっとすると消耗品周りの消費スピードを遅らせられるかも…?このあたりは数ヶ月実際に使ってみて加筆したいと思います。

Narwal Freoレビュー|まとめ

今回は、Narwalから発売された吸引・水拭き両対応のロボット掃除機「Freo(フレオ)」を紹介しました。まとめるとこんな感じです。

ここが良い
ここが残念
  • 水拭き周りが「全自動」でメンテナンスがラク
  • 強力な吸引&水拭き
  • 部分清掃、部分除外も簡単
  • 独自のおまかせモードが優秀
  • 動作音が静か
  • ランニングコストがやや高め
  • ゴミの自動収集機能はなし

部屋ごと、床材ごとなど、細かい掃除モード設定と賢いレーザーセンサーで、間取りやシチュエーションに最適な清掃を実現したNarwal Freo。スタイリッシュなデザインも含め、ライバルが多いロボット掃除機市場のなかでしっかり個性を発揮している製品だなと感銘を受けました。

これからゴミ吸引と水拭き両対応のロボット掃除機の導入を検討している方は、ぜひ「Narwal Freo」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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