目線が下向きになりがちなノートPC作業は、つい猫背になってすぐに首や腰が疲れてしまうんですよね。
特に在宅ワークが増えた最近は、適切なPC環境が確保できないまま仕方なくダイニングやカフェで作業している人も少なくないはず。
そんな方におすすめしたいのが、省スペースかつ無段階に高さ調節ができる折り畳み式のノートPCスタンドです。
中でも、比較的リーズナブルで機能面も優れているのが今回紹介する「EPN」のノートPCスタンド。

折り畳みスタンドといえば「BoYata」の製品が有名ですが、BoYataより約2000円安くて、無段階調整対応で実用性でもまったく見劣りしないコスパの良さが魅力のモデル。
今回は、そんなEPNノートPCスタンドを実際にテレワークに取り入れて1ヶ月間使ってみたので、詳しい使用感やメリットデメリットなどレビューしていきたいと思います。
EPNノートPCスタンドの概要・開封レビュー
「EPNノートPCスタンド」は、スタイラスペンなどを扱うAmerican Epsilonが販売するノートPCスタンドです。PCサイズは16インチまで対応となっています。

製品名 | EPNノートPCスタンド |
高さ調整 | 約35mm~280mm |
調節可能角度 | 無段階で調整可能(0~90度) |
天板サイズ | 約(幅)275×(奥行き)216mm |
底面サイズ | 約(幅)219×(奥行き)198mm |
重量 | 約900g |
耐荷重 | 最大10kg |
素材 | アルミニウム合金・シリコンゴム |
価格 | 税込3,499円 |
カラーバリエーションは、今回レビューするダークグレー、シルバー、ローズゴールド、シャンパンゴールド、ブラックの5色展開。MacBookと合わせやすいラインナップが用意されています。
16インチ対応のスタンドが入っている割に小さくて軽い印象のパッケージ。ではでは開封していきます。

内容物は、スタンド本体と日本語対応の取扱説明書の2点と必要最小限です。

こちらがスタンド本体。光沢のあるアルミ合金素材で、無駄のないスタイリッシュなデザイン。Apple製品との相性も良さそう。ベース部分には「EPN」のロゴがワンポイント。

天板には、ノートPCを傷付けないためのシリコンパッドが貼ってあります。

天板サイズは、幅27.5cm × 奥行き21.6cm。iPad Proなどのタブレット端末はもちろん、16インチまでのノートPCに対応しています。MacBookは全モデル対応。

横からみるとこんな感じ。完全に折り畳むと、高さ3.5cmまで縮めることができます。


左右のヒンジを動かすことで、無段階で0から90度までの角度をつけることが可能です。耐荷重10kgというだけあり、作りはめちゃくちゃ頑丈。ヒンジ部分もグッと力を加えないと動かないので、タイピング時の安定感も良さそう。

スタンド本体の重さは、約900gと対荷重の割に軽量。他社モデルに比べて特別軽いわけではありませんが、自宅とオフィス、書斎とリビングなど使用場所をコロコロ変えて使うのも十分可能な軽さです。

EPNノートPCスタンドの使用レビュー

1ヶ月間EPNノートPCスタンドを試してみたので、実際に使用して期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど感想をまとめていきたいと思います。
視線が上がることで姿勢が崩れない→集中力アップ
まず何といっても、無段階で角度調整できるのがEPNノートPCスタンドの魅力です。軽く傾斜をつけて、メインPCの13インチMacBook Proを載せてみました。

やっぱりスタンド有りと無しとでは、目線の高さと姿勢が全然変わりますね。PC画面が自然と目線の高さにくるので、長時間の作業時も姿勢が保てるようになりました。
こういったスタンドって短時間だと変化がわかりにくいですが、長時間の作業になるほど効果が実感できるんですよね。ノートPC単体時に比べると、明らかに肩や腰の負担が減ってめちゃくちゃ快適。

EPNノートPCスタンドは無段階で3.5〜28cmまでの調節ができるので、天板の高さや環境に合わせてその都度最適な高さ・傾斜をつくることができます。
ただ、両手でグッと力を入れないとヒンジが動かない仕様になっているので、頻繁に数センチ単位の角度調整をする人には不向きかも。個人的には、これぐらい頑丈な方がタイピングやApple Pencilを操作するときに安心なので嬉しい設計かなと思いました。

デュアルディスプレイにも使える
普段デスクではMacBookの画面を閉じてクラムシェルモードで運用していますが、スタンドをPCの定位置にしておけば気軽にデュアルディスプレイ環境を作ることもできます。

高さ調整の自由度が高く、PCモニターと同じ高さに合わせて使えるのも嬉しいポイント。これなら場所も取らないし、普段からマルチモニターで展開するのも悪くないかも。
Z形状のメリットとして、使用中はこんな感じで底面にスペースができるので、キーボードを収納することも。PC作業以外でデスクを使う際も天板を広々使えるのが意外と便利。

タイピング時の安定感が良好
ヒンジが丈夫なので、ノートPCのタイピング時もガタつくことなく安定感は抜群。タイピング中も、スタンド、ノートPCどちらも微動だにしません。これは快適!

姿勢や目線の変化だけでなく、キーボードに程よい傾斜がつくことで手首が疲れにくいというメリットも。
ちなみに、もともとノートPCにMOFTという簡易スタンドを貼り付けていますが、断然EPNノートPCスタンドの方がタイピング時の安定感はあります。

+5㎝、+8㎝の2パターンのみのMOFTに比べて、3.5〜28cmで無段階調整できるEPNスタンドはデュアルディスプレイなど環境に合わせて汎用性高く使えます。


また天面に耐熱処理のための排気口があり、長時間使用時にPCへの負担がかかりにくいのも嬉しい設計ですね。

EPNノートPCスタンド レビュー:まとめ

改めて、EPNノートPCスタンドの特徴をまとめると…
無段階に角度調節ができて、Apple製品と相性の良いカラバリ・デザインが魅力のEPNノートPCスタンド。
ヒンジ調整がやや硬い点がデメリットですが、タイピング時の安定性に優れている点と表裏一体かなと思います。同タイプのZ型スタンドの中では、価格もリーズナブルなのでおすすめです。
「コストをかけずに作業環境を快適にしたい」「常に最適な姿勢でノートPC作業をしたい」といった方はぜひチェックしてみてください!


