昨年は、Apple、SONY、ゼンハイザーといった大手メーカーから続々とANC(アクティブノイズキャンセリング)に対応した新型ヘッドホンが誕生しました。
これまでは、それらハイエンドモデルにしか搭載されなかったノイキャン機能ですが、近頃は安価モデルでも標準装備になりつつあります。
そんな中、ついに1万円以下でノイキャンをカバーしてしまったのが、dyplayの「ANC Hybrid」です。
30dBの騒音を低減させる強力なアクティブノイズキャンセリングを搭載する上、20時間連続再生とバッテリー性能も優秀なdyplay ANC Hybrid。
AAC・aptXはもちろん、高音質・低遅延のaptX-LLと主要コーデックも全部入り。まさにコスパ最強のワイヤレスヘッドホンに仕上がっています。

物理ボタンで簡単にANCの切り替えできるのもポイント!
というわけで今回は、そんなdyplay ANC Hybridの使用感・音質について詳しくレビューしていきたいと思います。
dyplay ANC Hybridの外観と同梱品
dyplay ANC Hybridは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載のワイヤレスヘッドホンです。
カラーは、ブラック・ブルーの2色展開。今回はブラックをレビューしていきます。
一見黒一色のごく一般的な外観ですが、全面メタリック塗装で光沢を帯びていて高級感があります。
右ハウジングに、音量調整ボタン、アクティブノイズキャンセリングのスイッチ、3.5mmオーディオジャック、USB-Cポートが集約されています。



物理スイッチでノイキャンをON/OFFできるのが思いの外快適!
また、充電端子が安価モデルに多いMicro USBではなく、USB-C対応なのはうれしいポイントです。
連続再生時間は、フル充電で最大20時間となかなかのスタミナ設計。ノイキャンを効かせた状態でも16時間再生できます。
ハウジングの内側には、左右の表記がわかりやすく印字されています。
イヤーパッドは、厚手でモチモチとした低反発クッションで、長時間つけっぱなしでも耳が痛くならず快適です。
ヘッドバンドのクッションもしっかり厚みがあります。
ヘッドのアジャスターもスムーズに調整できます。
そんなdyplay ANC Hybridのパッケージ内容は以下の5点です。
- dyplay ANC Hybrid本体
- 3.5mmオーディオケーブル
- USB Type-A to Cケーブル
- 収納ポーチ
- ユーザーマニュアル
前モデルはハードケースが付属しましたが、よりコンパクトに収納できるソフトケースが付属します。バッグに入れて携帯しやすくなったのは嬉しい点です。
dyplay ANC Hybridの使用感と音質
dyplay ANC Hybridは、ヘッドバンド、イヤーパッドともに厚手の低反発クッションが使われているので、装着性は抜群です。
ANCヘッドホン特有の閉塞感もなく、3時間以上つけっぱなしでも耳の違和感や聴き疲れがなく快適に使えました。
目玉機能のアクティブノイズキャンセリング性能ですが、最大30dBの騒音を低減できるとあって、人の話し声や空調音程度の環境音であればしっかり遮断してくれます。
体感的に2万円クラスと同等の性能なので、安価で強度の高いノイキャンを求める人にとっては満足度の高いワイヤレスヘッドホンだと思います。
タッチセンサー式が主流の中、物理ボタンでノイキャンのON/OFFが切り替えられるので誤操作がなく個人的に好みです。
続いて音質ですが、40mmのダイナミックドライバーを内蔵しているだけあり前モデルのUrbanTravellerより低域よりの音設計になっている印象。
かといってドンシャリ傾向というほどでも無く、音域問わずバランスよくクリアに鳴らしてくれるので、ポップス、ロック、クラシックとオールジャンル楽しめます。
また、Bluetooth接続と有線接続の音質の違いはほとんど感じませんでした。ワイヤレスでも音質劣化がないのは嬉しいポイント。
AAC・aptXの両コーデックはもちろん、最新の高音質・低遅延コーデックaptX-LLにも対応しており、iPhone、Android問わずサブスク音源も高音質補正してくれます。
dyplay ANC Hybridのペアリング手順
dyplay ANC Hybridは、端末とのBluetooth接続手順もシンプルです。
電源ボタンを長押しするとLEDが点滅しペアリングモードに入ります。


続いて、端末のBluetooth設定をオンにします。「dyplay ANC Hybrid」が表示されたら選択。


ステータスが「接続済み」に変わったら、接続完了です。


一度ペアリングした機器は、次回から自動接続されます!
dyplay ANC Hybridレビュー:まとめ
本記事は、【dyplay ANC Hybridレビュー】1万円以下でANC&主要コーデック全対応の最強コスパヘッドホンについて書きました。
- 価格の割にANCが高品質
- aptX-LL含む主要コーデック全対応
- 40mm大口径ドライバで重厚サウンド
- 肉厚パッドで長時間使用も快適
- 物理スイッチで簡単にANCの切り替えが可能
- 20時間連続再生とバッテリー性能が優秀
- 電車・バスなどのロードノイズには弱い
30dBの騒音を低減させるアクティブノイズキャンセリングに加えて、20時間連続再生とバッテリー性能も優秀なdyplay ANC Hybrid。
AAC・aptXの両コーデックはもちろん、最新コーデックのaptX-LLにも対応しており、1万円以下モデルでは随一のコスパ型ヘッドホンとなっています。



安価で高音質なノイキャンヘッドホンをお探しの方におすすめです!




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