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CalDigit USB-C SOHO Dockレビュー|カードサイズで全ポートフルスペックの高機能USB-Cドック

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わたや

今回は、CalDigit社のコンパクトなドッキングステーション「CalDigit USB-C SOHO Dock」をレビューしていきます。

MacBookの端子はUSB-Cだけなので、複数のアクセサリーを接続する上で外付けのUSB-Cハブが欠かせません。

かといって、外部モニター、充電ケーブル、USB機器といろいろ繋ぐと、こんな感じでデスク上のスペースをとるし、気軽にMacBookを持ち出せないのがちょっと不便。

もう少しスマートにしたい。。

そんな不満を解消するために、据え置き、携帯の両方に適したコンパクトなドッキングステーション「CalDigit USB-C SOHO Dock」を購入してみました。

4K60Hzのモニター出力、最大10Gbpsでのデータ通信、さらには最大90Wのパススルー給電対応とカードサイズながら性能は超パワフルなSOHO Dock。デスク上がスマートになるのはもとより、小型軽量で気軽に持ち出せるので出先で端子を拡張したい際も何かと活躍しそうなアイテム。

というわけで実際にCalDigit USB-C SOHO DockをメインのPCデスクに設置して1ヶ月間使ってみたので、期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど感想を率直にレビューしていきたいと思います!

目次

CalDigit USB-C SOHO Dockの概要・開封レビュー

CalDigit USB-C SOHO Dock」は、USB 3.1 Gen2対応のUSB-Cドックです。

製品名CalDigit USB-C SOHO Dock Gen2
搭載ポート・USB-C 10Gb/s(ホスト)
・USB-C 3.2 Gen 2(データポート)
・USB-A 3.2 Gen 2(データポート)
・USB-C(USB PD)
・DisplayPort 1.4
・HDMI 2.0b
・SD 4.0 UHS-II カードリーダー
・microSD UHS-II カードリーダー
パススルー充電対応
充電出力100Wの電力供給で最大90W
最大転送スピード最大10Gb/s(データUSBポート)
映像解像度最大4K60Hz
対応デバイス・macOS 10.13.6以降
・Windows 10以降
・USB-C搭載PC/タブレット
・Thunderbolt 3/4搭載のPC
サイズ64m×93mm×19mm
メーカー保証2年間
価格15,400円(税込)
スペック詳細

一般的なUSB-CハブやドックはUSB3.1 Gen1なのに対し、高性能な「USB 3.1 Gen2」を採用しているのが本機の一番の特徴。

USB 3.1 Gen2でできること
  • 4K60Hzでのモニター出力
  • デバイスに最大100Wの電力供給
  • 最大10Gbsでの高速データ転送

こちらがパッケージ。とてもドックが入っているとは思えない軽くて小さな外箱に驚きつつ…いざ開封!

ドック本体、0.5mのUSB-C to USB-Cケーブル、説明書の3点が入っていました。付属品は必要最小限。

こちらがドック本体。放熱性に優れたアルミ筐体で、スタイリッシュなデザイン。Macのスペースグレイに近い色味でカッコイイ。

サイズは6.4×9.3×1.9cm。カードサイズと表現されるだけあってとにかく薄くて小さい。

重さは120g切っており、なんとiPhone SEよりも軽量。これだけ軽ければガジェットポーチに入れて気軽に持ち歩けますね。

そんなSOHO Dockの対応端子は、以下の計8ポートです。

インターフェース
  • USB-C(ホスト接続用):10Gbps
  • USB-C(データ転送):10Gbps
  • USB-C(充電用):デバイスへ最大90W
  • USB-A(データ転送):10Gbps
  • DisplayPort:DisplayPort 1.4
  • HDMI:HDMI 2.0b
  • SDカードリーダー:UHS-II
  • microSDカードリーダー:UHS-II

前面に、マイクロSDカードスロット・USB-C 3.2 Gen2・USB-A 3.2 Gen2が配置されています。頻繁に抜き差しする端子が前面に集約されていて使いやすそう。

前面

後面には、100Wのパススルー充電対応のUSB-C PDと、モニター接続用のHDMI 2.0b、DisplayPort 1.4。差しっぱなしになる端子が背面にまとまっています。

後面

そして側面に、USB-C(3.2 Gen2 10MB/s)ポート。この部分に付属のケーブルを使ってPCと接続して使用します。

側面

0.5mのUSB-Cケーブルが付属しますが、デタッチャブルなので長いケーブルに付け替えてドックの位置関係を自由に調整することもできます。ケーブルを着脱できるのはデスク環境をセットアップする上でもとても便利。

CalDigit USB-C SOHO Dockの性能・使用レビュー

4K60Hzでモニター接続できる

SOHO Dockは、HDMI 2.0とDisplayPort 1.4が一つずつ付いており、どんな環境でも4K/60Hzで映像出力できるのが大きな特徴です。

一般的なUSB-Cハブは30Hzが限界なのに対し、MacBookと同じ60Hzでヌルヌル稼働してくれるのはやっぱり快適。ちなみにMac製品の場合、DisplayPort 1.4に対応したモデル(2018年製以降)であれば4K/60Hzで出力できます。

60Hzで揃えられる

また、SOHO Dockは2台同時のモニター出力に対応しているので、スペック上は、以下のように3枚の画面にそれぞれ異なる映像を出力できる仕様になっています。

ですがMacの場合、仕様上3枚の画面に異なる映像を出力することはできず、2枚の外部モニターに繋いだとしても以下のように「全て同じ映像」、もしくは「1台だけ異なる映像」に変換されるのでこの点だけ注意が必要です。

つまり2台目のモニターはあくまでミラーリング出力なので、実質的にはモニター出力は1台だけ、ということですね。ここがちょっとややこしい。ちなみにM1チップ搭載のMacは、そもそもPC側がシングルモニター出力にしか対応しておらず、どう頑張ってもモニター出力は1台まで。

「2019年以前のMacBook+2台の外部モニター」で運用している場合は、Thunderbolt 3対応の上位機種「USB-C Pro Dock」を導入することで3枚の画面にそれぞれ異なる映像が出力できます。

転送速度が速い反面、結構熱くなる

ドックを選ぶ上で大きなポイントになるのが、接続機器の通信速度。SOHO Dockは、USB-C・USB-A端子ともにUSB 3.2 Gen2に対応しているため、10Gbpsでの高速データ通信が可能です。

外付けSSDを接続してのデータ移行や書き出しも爆速で快適。ただ、データ転送できる端子がこの2つだけなので、用途によっては少なく感じるかもしれません。ただ、その分本体を小型化できているわけなので、ポート数、携帯性のどちらをとるかといった感じですね。

SDカード・MicroSDカードリーダーは、UHS-2に対応しています。UHS-2対応のカードを使うことで、312MB/sでの高速転送が可能です。

ただ、PCを充電しながらモニター出力をして、さらにカードスロットやSSDまで動かすと、ドックの表面が結構熱を持ちます。筐体がアルミ製なので正常と言えば正常の状態ですが、クラムシェル運用の場合はなるべく通気性の良い場所に置くのが良さそう。

Macは最大90Wのパススルー充電に対応

SOHO Dockは、PCに最大90Wのパススルー給電を行うことができます。

僕は、61Wの13インチMacBook Proを使っているので、最高値で給電ができています。推奨出力が96Wの16インチモデルの場合、数値上少し足りていないことになりますが、使用上は問題のないスピードで給電できます。

デバイス推奨出力
iPad Pro / Air18W
MacBook Air 13インチ30W
MacBook Pro 13インチ61W
MacBook Pro 15インチ87W
MacBook Pro 16インチ96W
各デバイスの推奨W数

デバイスへの電力供給のW数は、使うポートと充電アダプタによっても変わります。以下の表のとおり、USBポート未使用時、USB-A使用時、USB-C使用時、両ポート使用時でそれぞれW数が可変するので、念のため使用環境を想定してチェックしておいてください。

引用:公式サイト

バスパワー式で気軽に持ち運べる

一般的なドッキングステーションは、本体が大きくて重いだけじゃなく、変圧器の巨大な電源アダプタに接続する必要があるので携帯するのはちょっとキツい。

バスパワー駆動のSOHO Dockは電源アダプタなしで動く上に、本体もコンパクトで軽量なので、スマホ感覚で外に持ち出せます。出先でPC端子を拡張したいときも気軽にガジェットポーチに忍ばせられるのは嬉しい。

小さいポケットにもスッポリ収まる

また、収納する際にホストのケーブルを取り外せるのも地味ではあるけど超便利。ケーブル自体も自由に付け替えられるので、用途に合わせて最適な配置で使用できます。

MacBookからの電力供給だけで動くのは、取り回しの面でもとても快適。差しっぱなしになるケーブルもデスク裏に綺麗に隠せるので、ハブに比べて見た目もかなりスッキリしました。

CalDigit USB-C SOHO Dockレビュー:まとめ

改めて、CalDigit USB-C SOHO Dockの特徴をまとめると…

  • 全端子ほぼフルスペック
  • MacBookへ最大90Wのパススルー充電
  • とにかく小さくて軽い
  • バスパワー駆動で出先でも使いやすい
  • Macのみ、モニター出力は実質1台
  • Thunderbolt 3非対応だけどお値打ち

カードサイズながら、全ポートフルスペック、4K60Hz出力、最大90Wのパススルー給電対応とハイスペックなドッキングステーションCalDigit USB-C SOHO Dock。小型軽量・電源要らずなので、デスク上での据え置きはもちろん、外出先でPC端子を拡張したい人にもオススメ。約15,000円とハイエンドの半額ぐらいの値段で買えるので、手頃で高機能なハブを探している方もぜひチェックしてみてください。

今回は以上です!「CalDigit USB-C SOHO Dockレビュー|カードサイズで全ポートフルスペックの高機能USB-Cドック」でした。

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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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