ケーブル、コンセントからの解放!ポータブル電源が生産性アップのデスクアイテムに昇華した話

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外で使うアウトドアギア、もしくは万が一のための防災道具として昨今注目されているポータブル電源。

我が家も1台そなえていますが、「普段の仕事場でも便利な使い道があるかも…?」と探ったのがことの始まり。

デスクにキャスターを付けて可動式にしたものの、最低1本はケーブルと壁のコンセントが繋がっている必要がある問題を解消すべくポータブル電源を導入してみました。

というわけで、本記事ではデスク周りのバッテリーとして十分な性能、かつ予算5万円で手が届く「BLUETTI EB55」を例に「デスク×ポータブル電源」の可能性について紹介したいと思います。

目次

いざデスクに設置

想像していたよりコンパクトな箱に入って到着。容量168000mAh(スマホが45回充電できる)なだけあり、重量はというとかなりズッシリきます。

こちらがポータブル電源本体。容量に対して小型といえど実物はそれなりにデカい。

実際にデスクに置いても、存在感は凄まじい…。もちろん事前に寸法を確認してましたが覚悟が足りてませんでした(笑)

目立つ差し色が入ってることが多いポータブル電源ですが、本製品はブラックベースのシンプルな外観なので比較的デスクとの相性はいいかも?

とはいえこのままだと卓上のスペースを大幅に削ってしまうので、いずれはラックを調達してなんとか天板裏にマウントしたいところ…。

というわけで、見る前に飛べってことでこのままデスクにボンと置いたまま試運転してみます。

もともとデスク上の機材を全て一つの電源タップにまとめていたので、壁のコンセントに繋いでいたケーブルをポータブル電源に繋ぎかえるだけでドッキング完了。

デスク上の機材たちが、無事BLUETTI EB55からの電源供給で動いてくれました…!昇降デスクもちゃんと動いて一安心。

「バッテリー内蔵デスク」を試してみて

シームレス可動はやっぱり最高

最初にも言いましたが、もともと昇降デスクにキャスターを取り付けているので、XYZ全方向にデスクを動かすってこと自体はできる現状。

ただ、当然コンセントからの電源供給は必要なので、動かすたびケーブルを気にしなければいけない、そもそも壁から離れられない点がボトルネックになる部分。

で、それらをBLUETTI EB55が一気に解消してくれました。コンセントの呪縛から完全に解放され、部屋中、いや、家の中のどこへでも移動できる最強デスクが完成…!

キャスター×大容量バッテリーにより、晴れて完全シームレスで作業環境を動かせるようになりました。そのときの気分に合わせて好きな場所、お気に入りの配置で仕事に臨める環境はやっぱりサイコウ。

▲縦横無尽に動くデスク。憧れのアイランド型配置も。

デスクを可動式にすることの一番のメリットは、「今日はここで」「この時間はここで」「この作業はここで」といったように作業内容、時間に合わせてメリハリをつくれる点にあると感じます。

モニター越しの景色が少し変わるだけでも意外と気分転換になったりしますからね。前のめりでPCにかじりついてるときなんかはホントに実感します。

”ケーブルレス”で美しいデスクが保てる

BLUETTI EB55を導入したことで完全ケーブルレスとなったデスク。

ケーブルマネジメントからの解放はもちろんですが、導入してみて思ったのは、やはり部屋の掃除や模様替えのハードルが格段に下がったってこと。

そもそも床にケーブルを這わせる必要がない時点で、従来のように部屋の隅やデスク周りにホコリが溜まりにくいですしね。

また、168000mAhと大容量ながら重さが約6.5kgと軽量、かつ格納式の取っ手がついてるBLUETTI EB55は、デスク上を掃除したいときも簡単に動かせるのが嬉しいところ。

ココが良かった①UPSライクに使える

実際に試してみて気がついたのが、BLUETTI EB55がパススルー充電に対応していること。つまり、「ポータブル電源本体を充電しながら、別の接続機器へも同時に給電」ってことができちゃいます。

UPS(無停電電源装置)ライクに使えるので、万が一PC起動中に停電になっても持続的にPCへ電力供給される点でも安心感がありますよね。とくにデスクトップPCユーザーには嬉しい仕様。

もちろん、いざというときの非常用電源として本来の使い方もできるので、一つデスクに置いておけば何役にもなってくれます。

ちなみに、BLUETTI EB55のパススルー充電時のファンの稼働音を測ってみたところ、50db前後(静かな事務所内くらい)でした。デスクに置いて作業していても動作音はほとんど気にならないレベルに静音です。

ココが良かった②消費電力の可視化

BLUETTI EB55をデスクに置くメリットはもう一つあります。

その瞬間に作業で消費している電力」と「現在トータルでどれくらい電力を消費したのか」をリアルタイムで知ることができる点です。

で、数日過ごすと少しずつ「これくらいの作業量で残バッテリーが20%切ってくるな〜」的な感覚がつかめるようになるので、一日の作業の切りどころが明確になるんですよ。

▲バッテリー残量=自分の残りの稼働時間

消費電力の可視化という点でも、就労時間があやふやなになりがちな在宅ワーカーにとって意外と大きいメリットでした。

欲を言えば、Anker PowerHouseみたいにバッテリー残量の表示が1%刻みなら言うことナシだったんですが…ここは価格とのトレードオフ。

ココが良かった③高速フル充電

BLUETTI EB55のもう一つの特徴が、充電スピード。

付属のACアダプター(最大90W)を使って残量カラのBLUETTI EB55を充電したところ、メーカー表記のとおり6時間半ほど(約75W)で満充電できました。

容量537Wh/168000mAhでこの充電スピードは凄まじい・・。どれだけ消費しても寝てる間にしっかりフル充電できるというのはありがたいです。

実際に使ってみて「もっと高速で充電したい」となれば、別売の200WACアダプターを用意すればさらに半分に時短できます。

あとは、天面で最大15Wのワイヤレス充電ができる点も地味ながら超便利。デスクに置いて使う時はもちろん、本体充電中も何かと役に立ちます。充電時の当たり判定も問題ありません。

▲カメラの出っ張りが大きいiPhone 14 ProもOK

生産性向上のデスクアイテムへと昇華したポタ電

本来、防災アイテムだったポータブル電源が、仕事の生産性アップのためのデスクアイテムへと昇華した瞬間…。

なかば興味本位で試した「バッテリー内蔵デスク」、得られた体験価値は想像以上でした。

数ある製品の中でも「BLUETTI EB55」は大容量で高出力、デスク周りでもノイズにならないデザインとサイズ、かつ劣化の少ないリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで永く使える。非常時用はもちろん、今回の用途としても最高の選択肢になりました。

というわけで、今後はこのポタ電をデスク下に隠す方法をいろいろ探っていきます…!

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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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