beyerdynamicのWeb会議用スピーカーフォン「SPACE」に乗り換えた話【レビュー】

ドイツのオーディオ老舗メーカー「beyerdynamic」から、Web会議用ワイヤレススピーカーSPACE」が発売されました。

会議用スピーカーというと黒一色の無骨な見た目のものが一般的ですが、対してインテリアにも馴染みそうなモダンなデザインが特徴的なこちらのスピーカー。

音質、マイク性能、機能性どれをとっても完成度が高く、Zoomを使ったWEB会議はもちろん、普段使いのポータブルスピーカー、音声入力にも最適な一台となっています。

今回は、メーカー様より実機を送っていただいたので、そんなbeyerdynamic SPACEを実際に使った感想、音質など詳しくレビューしていきます。

目次

beyerdynamic SPACEの概要

SPACE」は、1924年創業のドイツの老舗メーカー「beyerdynamic」から発売されたWeb会議用ワイヤレススピーカーです。

製品名beyerdynamic SPACE
スピーカー1.5インチフルレンジスピーカー1基、パッシブラジエーター2基
最大スピーカー出力5W RMS
最大SPL81dB @1kHz
マイクMEMSマイク4基

Bluetooth®バージョンBluetooth® 5.0
プロファイルHFP、A2DP
接続USB、Bluetooth
バッテリー持続時間平均20時間(使用方法により異なる)
バッテリーリチウムイオン
充電時間最大2.5時間(USB-C)
サイズ約132 x 132 x 40mm
重量約354g
スペック一覧

全方向から声を拾う円盤形状に、マイクを4基搭載したSPACE。パーソナルユースから、5〜6人程度のミーティングを想定して設計されたとのことです。

ケンジントンロックが付いて、Zoomの認定ハードウェアの認証も取得しているので、法人利用での常設にも適した会議用マイクスピーカーとなっています。

ラインナップは、ノルディックグレー、アクアマリン、チャコールの3色展開とどれもインテリアに馴染むカラーですね。

今回は、ノルディックグレーを送っていただいたので、そちらを使ってレビューしていきます。

外観と基本性能チェック

内容物は、スピーカー本体、USB-C to C ケーブル、USB-C to Aアダプター、キャリングポーチ、取扱説明書の5点です。

厚手のキャリングポーチが付属するので、この中にケーブルと一緒に収納して外に持ち出すことができます。

TYPE-Aへの変換アダプタが付属するのも良心的ですね。

無くしがちなアダプタですが、スピーカー背面に格納できるのがまた親切設計。カチッとしっかり収まるので、持ち出し時に外れる心配はありません。

おしゃれなファブリック生地に、シンプルな円盤形状が特徴的なスピーカー本体。デザイン賞を受賞しているだけあってデザインもモダンでカッコいい・・。

屋外での使用も想定された防滴仕様(IP64等級)なので、万が一飲み物をこぼしたりしても安心。さらに表面は抗菌仕様になっています。

天面には、タッチパネル式の操作ボタン。

わたや

ステータスに応じてLEDライトが発光するので、直感的に操作できます!

背面には、左からケンジントンロック用のポート、USB-Cポート、電源ボタン

内蔵バッテリーは、最大20時間連続使用可能となかなかのスタミナ設計。10分充電で2時間使えるクイックチャージ対応なので、万が一バッテリーが空になっても安心です。

サイズは、132(W)×132(L)×40(H)mm。小型のWEB会議用のマイクスピーカーとしては一般的なサイズ感です。

重さは約353g。350mlの缶ジュースくらいの重量なので、気軽にカバンの中に入れて持ち運べる範囲の重さですね。

beyerdynamic SPACEのレビュー

約2週間beyerdynamic SPACEをWEB会議用のメインスピーカーとして使ってみたので、実際に使用して期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど率直に感想をまとめていきます。

マイク・スピーカー性能

マイクを専門に手掛ける老舗メーカーなだけあって、やはり音声入力の感度の良さは段違いですね。半径2.5m程度の会議室を想定してマイクが4基入ってるので、↓のようにある程度距離をとっても特に声を張ることなく、すっごくナチュラルに集音してくれます。

同じくZoom認証を得ているAnkerのPowerConfを数世代前から長く愛用していたのですが、音声入力の感度がそこまで良くなく最近マイク付きの骨伝導イヤホンを試していたんですよね。

マイク品質が今ひとつなAnker PowerConf

ただ、その都度イヤホンを着け外しする手間がなかなか慣れず、常にデスクにポンと置ける据え置きのスピーカーフォンが恋しくなり・・マイク品質に不満のない据え置きの本機に改めて乗り換えることにしました。

普段はPCスピーカーとして使いつつ、必要に応じてパッと音声入力に切り替えられるのがやっぱりスマート。電話やLINEもこの端末で完結しますからね。

自然でクリアな音質

マイク品質に長けるSPACEですが、音質も非常に自然でクリアです。この手の小型スピーカーフォンって基本的に音は”鳴ったら良し”の最低限の音質ですが、本機はPCスピーカーとしても十分日常使いできるくらい高音質

とにかく音のきめが細かく、会話時もそこで人が実際に喋ってるような錯覚をするくらい違和感のない音に衝撃を受けました。

一聴した時点で比較するまでもないかな〜と感じましたが、長らく愛用していたAnker PowerConfと聴き比べてもスピーカー性能は段違いですね。(価格差があるので当然と言えば当然なのですが)

会話に使う分には特に不自由のなかったAnker PowerConfですが、一度SPACEの音質に慣れるともう従来のスピーカーフォンには戻れなくなります。それくらい音いいです。

パッシブラジエーターを2基積んでる恩恵か、とくに低域はズッシリ厚みのある音が鳴ります。かといって不自然にズンズン響くこともなく、中高域までバランスの良いサウンドで普段使いもしやすいです。

よほど音質に拘るわけでなければ、動画・音楽視聴でも十分満足できる音質だなと感じました。

マルチポイントとミュート連動が便利

SPACEは、2台の端末を同時接続できるマルチポイントに対応しています。

普段はPCで音楽を鳴らしつつ、スマホの着信があればシームレスに切り替わるのが非常に便利。

また、ペアリング自体は同時に8台まで可能なので、オフィス、自宅の両方で使いたい人にもおすすめしやすいですね。

逆に、大事な場面で誤って違うデバイスに繋がらないように固定端末にしか繋がらない「ビジネスモード」も搭載しているので法人利用シーンでも安心。

また、有線接続でZoomを起動しているときに、Zoomアプリ内のミュートボタンを押すことでSPACE本体がミュートになる仕様も個人的に気に入っているポイント。

わたや

Zoomの公式認証を受けているだけありハードウェア性能も優秀…!

マルチポイント接続時の安定性

これまでに、異なるメーカーの同タイプのスピーカーフォンをいくつか使ってきましたが、いずれも共通しているのがマルチポイント接続時に限って安定性がイマイチな点

Windows使用時は比較的安定するんですが、どういうわけかMacBook使用時、かつマウスなど他の端末をBluetooth接続している場合に限り、音途切れが頻発するんですよね〜。

で、この現象はSPACEでも相変わらず見られます。(iPad とiPhone、WindowsPCとiPhoneとかは問題なく使えるんですが。。)

販売代理店のオーディオブレインズさん曰く、現在beyerdynamic社にファームウェアアップデートでの改善を申し入れされている最中とのことなので、ひょっとすると今後MacBookでも快適にマルチポイントが使える日がくるかも・・?

わたや

そもそもスピーカーフォン自体の弱点でもあるから、ここが改善されたらSPACE一強になる予感。。

後日アップデートで動きがあったら改めて追記します。

とにかく多機能。でも操作は慣れが必要

音質、集音性能だけでなく、機能が豊富なのもSPACEの特徴の一つ。

パーソナルアシスタントやマルチポイントといった一般的な機能のほか、前述のビジネスモードやミュート連動、2台でステレオ再生できるカスケード接続にも対応しています。

ただ、できることが多い分、操作は少し慣れが必要。僕は使いながらPDFマニュアルを見て覚えましたが、一応全操作方法をのせておきます。

動作操作方法
電源ON/OFF電源ボタンを長押し
ペアリングモードBluetoothボタンを1〜3秒長押し
音量調整ボリュームアップボタンまたはダウンボタンを押す
ミュートミュートボタンを押す
電話に出る/終話する通話・終話ボタンを押す
音楽を再生する/一時停止するYボタンを押す
曲送りYボタンを短く2回押す
曲戻しYボタンを短く3回押す
アシスタントの呼び出しYボタンを1〜3秒長押し
Business Mode切り替え通話ボタンとBluetoothボタンを同時に1〜3秒長押し
Stealth Mode切り替えバッテリーボタンとミュートボタンを同時に1〜3秒長押し
Sound-Activated Lighting Mode切り替えYボタンとボリュームアップを同時に1〜3秒長押し
音声ガイドをOFFにするYボタンとボリュームダウンを同時に1〜3秒長押し
バッテリー残量確認バッテリーボタンを押す
ペアリングリストを削除Bluetoothボタンを10秒長押し

公式PDFマニュアル

タッチセンサーの感度は良好で、誤動作なく円滑に動いてくれてます。LED点灯で状況が一目でわかるのもとても使いやすいです。機能に関しては”スピーカーフォンの決定版”ともいえるような網羅性ですね。まさにかゆいところに手が届くデバイス。

beyerdynamic SPACEレビュー|まとめ

ここが良い
ここが残念
  • 洗練されたモダンなデザイン
  • 360°全指向の集音
  • 高品質なスピーカー性能
  • マルチポイントとミュート連動が便利
  • ケンジントンロック対応
  • 一部条件でマルチポイントが不安定
  • 価格は高め(約26,000円)

今回は、beyerdynamicから発売されたWeb会議用ワイヤレススピーカー「SPACE」を紹介しました。

デザイン、音質、機能性どれをとっても完成度が高く、Zoomを使ったWEB会議はもちろん、普段使いのポータブルスピーカー、音声入力にも最適なデバイスです。

個人的にかなり刺さるプロダクトだったので、これからもメイン機として愛用していきます!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

テック好きのフリーライターです。ライフハッカー日本版、Yahoo! JAPANなどで記事を書いてます。ブログ『LOPYLOG』では、心を揺さぶられたプロダクトや愛用ガジェットを中心に、週2ペースでゆるく紹介しています。

Message

コメントする

目次