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BenQ GW3290QTレビュー|“目を労わるモニター”に待望WQHDモデルがでた!

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当ブログでも何度か紹介したことがあるBenQのGWシリーズから、最新モデル『GW3290QT』が発売されたのでレビューしていきます。

名前に「GW」と付く同シリーズは、

  • ブルーライトカット機能
  • フリッカーフリー(疲れ目の原因となるフリッカーを防止)
  • ブライトネスインテリジェンス(環境に最適な明るさを自動で調整)

などなど、とにかくアイケア性能に特化された「目を労る系モニター」です。

ハイエンドモニターみたいに桁違いに色味が正確、とかではないですが、「テレワークや在宅学習用にそれなりに高品質なモニターを選びたい」といった方にぴったりな一台となっています。

また、USB Type-Cケーブル1本での給電+映像出力に対応し、MacBook向けの外部ディスプレイを検討している人にもおすすめのモニターです。

というわけで、この記事ではBenQ GW3290QTがどんな感じで使うことができるのか、使用してわかったメリット・デメリットなどレビューしていきたいと思います。

ベンキュージャパン

本記事はベンキュージャパン様より商品をご提供いただき作成しています。

目次

BenQ GW3290QTの特徴

2023年3月17日にベンキュージャパンから発売された、WQHDアイケアモニター「GW3290QT」。主なスペックと特徴は以下のとおりです。

製品名BenQ GW3290QT
ディスプレイ31.5インチ/ノングレア/IPS/LED
WQHD(2560×1440)
アスペクト比16:9
コントラスト比1000:1
視野角(°)178°/178°
応答速度‎5 ms
リフレッシュレート(Hz)75
スピーカーノイズフィルタースピーカー (2Wx2)
マイクノイズキャンセル有
主な機能・輝度自動調整(B.I. Gen2)
・高さ調整/ピボット
・フリッカーフリー/ブルーライト軽減
・コーディングモード
・USB Type-C搭載
・ノイズキャンセリングスピーカー/マイク
・デイジーチェーン接続で最大4台まで接続可能
・Eye-CareUソフトウェア

GW3290QTの主な特徴

  • 31.5インチ大画面(27インチ版も有り)
  • 同シリーズ初のWQHD(2560×1440)解像度
  • トップクラスのアイケア性能
  • USB Type-C (65W給電) ケーブル1本で接続可能
  • 端末価格:69,889円(Amazon)
わたや

では、実機を使ってGW3290QTの使用感や色味の性能など確かめていきましょう。

同梱物と外観

主な付属品はモニター本体、HDMI 1.4ケーブル、USB Type-Cケーブルの3点です。

箱の中身

  • GW3290QT本体
  • モニタースタンド
  • 電源アダプタ
  • HDMI 1.4ケーブル
  • USB Type-Cケーブル
  • 取説・保証書

まず特筆すべきがモニター本体のデザイン。今モデルからホワイトカラーを基調とした外観に刷新されています。

このとおり、側面、背面、スタンドまでぜんぶ白一色。うつくしい…。

ここまで白ベースで統一されたモニターって希少なので、細かい性能云々の前にこのデザインがぶっ刺さるって人も多そうですよね(何を隠そう筆者もそのうちの一人)。

ベゼルは流行りの4辺フレームレスってわけではないですが、約6mmと極薄。

▲ベゼル幅は約6mm

14インチMacBook Proと比べても遜色なく、2画面間の往来も快適にできます。

パネル加工は非光沢のノングレアを採用しているので、光の反射を抑えられています。

モニター底面には各種インターフェイス。

入出力端子

  • HDMI 1.4
  • DisplayPort 1.2
  • USB Type-C(65W給電)
  • DisplayPort out(MST)
  • USB Type-A
  • USB Type-A
  • イヤホンジャック

USB Type-CポートはPD(65W出力)に対応しているので、付属のUSB Type-Cケーブル1本でMacBookなどのPCを充電しながら画面出力することができます。

さらにモニターの右側面にもUSB-AとUSB Type-Cポートが一つずつ。

PCをUSB Type-Cで接続すると、このUSBポートにつないだ機器はPCに接続された状態になります。このUSBハブ機能が本当に便利。

底面には各種操作ボタン。右から「電源ボタン・OSDジョイスティック・ブルーライト軽減ボタン・ノイズカットボタン・マイクのオンオフ」。

パネル左右下部には、ノイズフィルター付きの2W×2のステレオスピーカーを搭載(音質については後述します)。

スタンドの可動域

最後に付属スタンドの可動域ですが、首振り、前後チルト、リフトのエルゴノミクスにフル対応しています。

首振り:左右20°

前後チルト:+20 ~ -5°

リフト:110 mm

それぞれの可動域も十分で、モニターアームでの設置を前提としていない人にとっては嬉しい設計ですね。

もちろん100×100mmの一般的なVESA規格にも対応しているので、エルゴトロンやAmazonベーシックモニターアームなどでの設置も可能です。縦画面として使う場合は、モニターアームでの設置が必須になります。

BenQ GW3290QTレビュー

進化した輝度自動調整機能(B.I. Gen2)

アイケアモニターであるGW3290QTの最大の魅力は、なんといっても豊富なアイケア技術。

中でも、部屋の明るさに応じてモニターの輝度を自動でいい感じに調節してくれる、ブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)というセンサー機能が秀逸。

日差しが差し込む日中は明るめ、間接照明だけで過ごす夜は暗め、といった具合に、常にモニター側が自動で最適な明るさを保ってくれます。この機能、一日通して使うとわかりますが本当に目を労ってくれるんですよ。

▲パネル下部のセンサーで画面の明るさを常に最適化

あと、スマホ画面みたいに明るさの移り変わりが非常に滑らかなのも良いですね。どこから切り替わったのかが全くわからないくらいスムーズに輝度調整されるので、「コロコロ明るさが変わってかえって疲れる」みたいなこともありません。

また、これまでのB.I.機能と異なり、起点の明るさを自分で変えられるようになったのも大きなポイント。「ベースの輝度がそもそも眩しくて使いづらい問題」もしっかり解消されているので、従来に比べてユーザービリティの観点でも格段に良くなっているように感じました。

同シリーズ初のWQHD解像度

画面の解像度はこれまでフルHD(1920×1080)一択だったGWシリーズですが、今モデルではWQHD(2560×1440)が採用されています。

表示領域が広がったことで、ブラウザを横2列に並べた状態でも余裕を持って作業ができますし、編集ソフトなどを開いても狭苦しさは感じません。

「作業用にアイケアモニターがほしいけど、フルHDは作業効率的にちょっと…」と躊躇していた人にとってはまさに待望のWQHDモデル。

細かい文字やアイコンも滲みなくパキっと表示できますし、パネル自体の発色はMacのRetinaディスプレイなんかと比べても遜色ないくらい綺麗です。

正確な色表現

このモニターのもう一つの強みが、色味が非常に正確であること。キャリブレーションツールを使って色域を測定した結果がこちら。

sRGB:100%
NTSC:78%
Adobe RGB:81%
DCI -P3:87%

sRGBカバー率が100%(公称値は99%)、Appleが定めるDisplay P3とデジタルシネマ規格のDCI-P3が87%と高い値がでました。

色域計測定結果

  • sRGB:100%
  • NTSC:78%
  • Adobe RGB:81%
  • DCI-P3:87%

同社AQCOLORシリーズのようなプロ向けの外部特許を得ているわけではないですが、作業用途や動画視聴における色表現の精度としては必要十分といえます。肉眼で見ても「ギラつき感」などは皆無で、ごく自然で鮮やかな発色をしていると感じました。

Macとの親和性がいい

GW3290QTに限らず、MacBookとの相性が良い点もGWシリーズの魅力。

MacBookとの色差を抑えてくれる「M-Bookモード」は今モデルも健在ですが、実はデフォルトのままでもMacBookのRetinaディスプレイの色味に非常に近いんですよね。

箱から取り出してそのままMacBookに接続すれば、これだけ違和感のない色が出せます(初期設定からいじったのは輝度だけ)。

「Mac推奨モデルと謳っているのにいざ繋いでみると全然色味がちがう・・」なんてこともざらにありますが、本機はそういった心配と無縁といっていいでしょう。

また、USB Type-C端子が65Wの給電に対応してるので、ケーブル1本繋げるだけで映像出力&PCへの給電が完結する点でもMacBookと組み合わせやすいです。

USBハブ機能が便利

GW3290QTは、モニター自体を”USBハブ”として機能させることができます。

これはつまり、モニターのUSBポートに接続したデバイスが、自動的にPCと接続された状態になるということ。

特にMacBookにはUSB-Aポートが無いため、外部キーボードやマウスなどいろいろ外付けしたいシーンで重宝するんですよね。メインモニターとして使うなら個人的には必須の機能かなと思います。一度これに慣れると、わざわざハブ機能の無いモデルを使おうって気がなくなりますw

内蔵スピーカーの音質

GW3290QTはスピーカーを内蔵しているため、PC側の音声を出力させることもできます。

ただし、同社EWシリーズのような2.1chスピーカーとかではなく、あくまで標準のステレオスピーカーなのでお世辞にも音質が良いとは言えません。

個人的にはMacBookの内蔵スピーカーの方が断然音質は上だと思うので、動画再生などでMacBookの外部ディスプレイとしてを使うなら、出力先はMacのままにしておくのが良さそうです。

ただしノイズフィルター機能はしっかり搭載しているので、Web会議やオンライン学習といった用途では内蔵スピーカーが重宝します。
GW3290QTで実際に会話をしてみましたが、相手側がさわがしい環境下にいても、ノイズが一切ないクリアな音声が聞こえてきて快適にやり取りができました。

BenQ GW3290QTレビュー|まとめ

今回は、BenQから発売されたWQHDアイケアモニター『GW3290QT』を紹介しました。レビューをまとめると…

ここが良い
ここが残念
  • WQHD解像度で作業領域が広い
  • 輝度調節機能(B.I. Gen2)が便利
  • 色味が正確
  • ケーブル1本でモニター出力&給電可能
  • 白基調の洗練されたデザイン
  • 内蔵スピーカーの音質はイマイチ
  • ACケーブルまで白なら最高だった

待望のWQHD解像度かつ、目玉機能である輝度調節機能もさらにユーザビリティが向上した「GW2790QT」。そのほか目を労わる機能が充実していたり、ホワイトカラーの洗練されたデザインなど魅力の詰まったモニターです。

ハイエンドモニターのようなスゴイ機能は付いていませんが、あくまで「テレワークや在宅学習を快適にするディスプレイ」としては価格とのバランスを考慮してもうってつけの一台ではないでしょうか。

今回レビューした32インチモデルに加えて、27インチモデルも展開されているのでぜひ用途に合わせて選んでみてください。

27インチモデル

32インチモデル

ベンキュージャパン
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AUTHOR

1990年生まれ、大阪府出身ブロガー。ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信するブログ『LOPYLOG』運営。

Yahoo!ニュース、ライフハッカー[日本版]などでもガジェットライターとして活動してます。

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